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GigaByteのIntel ATOMのマザーボードは自宅サーバに良さそう

なんだかノート用途にはまだ微妙な印象のIntel ATOMなのですが、自宅サーバマシンとしては結構良さそうですね。

以前のC3のマシンをサーバに使っていたときには性能はさておき数ヶ月に一回はダウンするという不安定さで、結局現在のAthlon64マシンに替えてしまいました。以降は非常に安定しており、ソフトのアップデート以外でのリブートはほとんどありません。

が、やはり24/7で稼働するPCなので熱も消費電力ももう少し下げたいところです。回線が細いためマシンパワー自体はAthlon64でも1Ghz固定で使っている位で十分足りています。VIAは懲りたので、 後はモバイル向けCPUを乗せたPCかAthlon64の低消費電力版かなとも思っていたのですが、ATOMはなかなか良さそうです。

Intel ATOMはエンコードやリッピング等の負荷を食う用途には全く向かなさそうですが、サーバではhttpd/db/postfixなど同時にプロセスが走る場面が多いのでなんちゃってなHTも少しは有効かもしれません。少なくともC3よりはずっと速そうです。

特に惹かれるのはGIGABYTEのマザーボード。

写真を見るとALL固体コンデンサでデスクトップには少しオーバスペックな気がするもののサーバ向けにはちょうどいい感じ。2.5inch HDDと組み合わせると20-30W程度で稼働出来るかもしれません。

ところで、省電力化して浮く電気代というのを概算すると、数十ワットを24/7運転して月当たり数百円程度。年間1万も浮きません。しかしATOMの一番いいところは安価なところ。マザーとCPU込みで1万円程度とするとメモリを足しても15,000〜20,0000円。既存のPCの中身を入れ替えるとするとざっと2年使えばペイする勘定です。これは悪くないかもしれません。

実はASUS EeePC 701の老後はサーバにしようかと考えているところなのですが、どうしようか迷うところです。なにせ最大15Wの低消費電力、バッテリーでなんちゃってUPS、バックアップもSDHCカードを引っこ抜いてコピーするだけというお手軽さ。場所も食わないし、新品でも4万を切るところが出ているのでメモリカード込みで5万程度か。unionfsとtmpfsでフラッシュがすり減るのを防げば数年は持つでしょう。バラして不要な無線LANなんて取っ払ってもいいですね。ファンの耐久性と容量不足が心配ですが、まあなんとかなるか。

夏に向けて少しサーバ環境をいじろうかと思いつつ。

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2008年06月22日 17:46に投稿されたエントリーのページです。

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