DVDを含む様々な映像ソースをh.264やffmpegを使ってエンコードしてくれる便利なツールHandBrakeが11/23に0.9.4にバージョンアップしたので使ってみたメモ。
公式ではUbuntu 9.10/Fedora 12/Windows/MacOSX向けのバイナリしか用意されていません。他のLinuxディストリビューションを使っている場合、以前と比べコンパイルプロセスが改善されているため自力でバイナリを作るのも楽ですが、やはりバイナリパッケージがある方が楽です。
私のエンコードサーバはまだ9.04を使っているため探してみたところ、いつもお世話になるLaunchPadのppaにパッケージがありました。
PPAからのインストール
- PPA for HandBrake Ubuntu Packagers : “HandBrake Ubuntu Packagers” team
- "Not using Ubuntu 9.10 (karmic)?"リンクをクリック
- プルダウンから使っているバージョンを選択
- /etc/apt/sources.list.dにppa.list等というファイルを作成し、表示されたdebのラインをコピー
- キーのインストール
Signing key:
1024R/62D38753(What is this?)の下線部分をコピーして以下の様に実行
sudo apt-key adv --keyserver keyserver.ubuntu.com --recv-keys 62D38753 - sudo apt-get update
- sudo apt-get install handbrake-cli or handbrake-gtk
新バージョンの変更点や注意点など
- dvdnavを使用して読み込むことがデフォルトになっていますが、どうもうまくありません。
--no-dvdnavオプションでOFFにした方がいいかもしれません。 - 今版から字幕がストリームとして扱えるようになったためオプションが変更になっています。
今までは"-s N"だけで字幕が焼き込まれていましたが、今回からは以下のような指定がいるようです。"-s N --subtitle-burn N" - 変換速度が若干向上しているようです。
- "-p"オプションが"--strict-anamorphic"に変更などのオプションの変更
- 出力がmp4/mkv
ということで、オプションが結構変更になっており、私は一括変換のためスクリプトで行っていましたので修正が必要でした。
出来上がりの画質はまだ軽くしかチェックしていませんが、普通にOKではと思います。