彼女(先生)は大学でLinuxを使った経験があるとのことだが、一体何を使ってたんだろう。またどこを見ていたんだろうか。逆に言うと大学でもLinuxはOSSであることや、それに関することを伝えていなかったっていうことか。
日本でも学校の現場の先生もWord/Excelは使えるだろうが、Linuxを使える人などかなり少なそうです。確かにデスクトップではマイナーなLinuxですが、WindowsのアプリでもOSSなものはずいぶんとありますよね。少なくともPCの使い方を教える際に一般常識として商用ソフトと無料ソフト、OSS位についてちゃんと教えて欲しいところです。商用ソフトや音楽、映像のDLは犯罪ってことはもちろんOSSのようなソフトの存在や価値を是非教えてもらいたいものです。
まあ先生はコンピュータさわるのが本業ではないし他に考えることがいっぱいあるんでしょうが、少なくとも理数系ではLinuxは結構重要な選択肢ではないでしょうか。OSSの進歩で今まで有料なソフトが必要であった分野でも、だいぶカバーできるようになっていると思うのですが。
WindowsPCのシェアも90%を割ったことだし、今後コモディティ化すればするほどMac/Linuxが増える可能性も高い(かも)。昔は企業向け以外は皆無だったLinuxインストールモデルもNetbookのおかげで日の目を見つつありますね。
今後進行する不況下ではPCのリプレース、OSの乗り換えは相当減速することは容易に想像されます。つまりWindows XPの勝ち状況はさほど変わらないだろうと。今のままでも十分使えますからね。教育コストもかけれないだろうし。ただリプレースは必ず発生するし、ソフトのライセンス料も馬鹿にならない。その時もWindows?それともXPの入手が困難になってくると合法的に無料で入手可能なLinuxが増えるのだろうか?
またインテルがこの不況を狙ったようにいいタイミングで出してきたATOMクラスのPCがローエンドPCのエリアで足場を固めるのだけは間違いないでしょうね。今まで年々増え続けてきたCPUパワーはそろそろオーバースペックですから、ゲーム以外のよほどのブレークスルーな用途が見つからない限りATOMで十分です。そこではWindows XPとLinux以外の選択肢は(性能的にも)あり得ない感じです。今はLinuxはUI的に一歩二歩後追いですが、数年も揉んだらデスクトップとして一般ユーザの方にも十分使えるようになるでしょうし。
つらつら考えるに、今回の経済危機がOSS開発に及ぼす影響は短期的にはもちろん大きなマイナス。自分の食い扶持の心配があるプログラマーがOSS開発に時間を割いてくれるだろうか?企業は直接の売り上げが見込めないOSS開発に資金を投入できるだろうか?ただ中長期で見るとかなりプラスと見ているのですがどうでしょう。少なくともソフト選択肢の一つとしてATOM同様足場を固めるのに非常にいい時期ではないでしょうか。
後はアップルが噂通りに高級品志向をがっつり捨ててくると他のメーカは怖いでしょうね。今の時期に安価な製品を投入してシェアを少しでものばしておけば将来かなりおいしそうですからね。しばらくは全体に超減速>Windowsは微下げ、Mac/Linuxが伸びるという構図で進んで欲しいものです。
ということで、最近なにかと風当たりの強い学校の先生方、LinuxやMacも使ってみてくださいませ。そしてオープンソースのことも。全体的に物作りから離れつつある日本ですが、その行き着く先はそんなに明るいとも思えませんしね!
コメント (1)
日本の先生はwindowsをコピーして配ってたりするからダイジョブ(?)
投稿者: i16 | 2009年01月07日 08:00
日時: 2009年01月07日 08:00