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ASUS EeePC 901をゲット。とりあえずなUbuntu 8.04の動作状況

Asus EeePC 901、なんだかんだ言いつつ発売日が決まったとのニュースを見た瞬間に予約してしまい、本日(日曜)ゲットしてきました。梅田ヨドバシで59,800円。E-Mobileとのセットでは14,800円でした。速攻でEeePC 701向けUbuntuの入ったSDカードで動かしてみたのでメモ。

売れ行きとかどうでもいいこと

白の人気が高いのか予約していったにもかかわらず、当初完売とかいわれちゃいましたが、ちゃんと取り置きしてくれていたようです。iPhoneを購入した際も似たようなことがあったのですが、ちゃんと内部で連絡しておいて欲しいですね。今回はなんだかんだと30分くらい待たされてしまいました。

待っている間に眺めていた売れ行きですが、夕方6:00位の時点で白完売、が残り4台とか言っていましたので、もう売り切れているかもしれません。

ちなみに話題になっている100円のE-MobileセットのEeePC 701は結構積まれているようでした。

とりあえずの感想

さて、感想ですが、まずとりあえず...重い、でかい。です。いや、普通に小型だとは思うのですが、900g台の701と比べるとずしっと重みが増えています。最厚部はあまり変わらないもののパームレスト部分が厚みを増しており、全体的に肉厚な印象。並べて見比べるとごつい感じは否めません。この重さならほかにもいくらでも選択肢がありますよね。EeePCは割とメジャー機種なのでどこかから軽量なバッテリーが出るのではと内心期待しているところです。実際バッテリーを外すとかなり軽いですから、装備して1Kgを切るモノがあればうれしいですね。

WindowsXPでちょろっと使った感じではストレージは遅いもののCPUの速度的にはそこそこな感じ。また701はキーボードが暖かくなりますが、901ではほんのりという感じで温度が低い感じです。熱をうまく分散しているのか、発熱が少ないのでしょうか。

画面は移動用マシンとしてはベストに近かったVictorのInterlinkとほぼ同様のサイズと解像度。1024x600は狭いのは確かですが、軽いWebブラウズ、メールチェック、テキスト主体のメモやプログラミング、ちょこっとしたドキュメントのブラウズなどには十分です。むしろ同じサイズに1280x800とかを詰め込むと細かすぎて目が疲れるのでこちらの方がいいですね。

公称で8時間を超えるというバッテリーの持ちはまだ試していません。気をつけないといけないのは8時間というのはJEITAなので実力は1/2〜2/3になるということ。いくつかのblogをのぞき見させてもらうとやはり実力で4時間以上は使える模様。この記事を書くのにE-mobileでつないでUbuntuで使っているのですが、この状態で3〜4時間は持ちそうな減り具合(当初4時間ちょっとの表示。約1時間使用で残り3時間ちょっと)。まあ重さもそこそこあるのでこれくらいは動いてもらわないとな感じでしょうか。

少しだけ気になったのはACアダプタ。701のはとても小さくて軽くてよかったのですが、今回の901では小さいながら普通のアダプタに。耳を近づけるとハム音がするのが気になります。しかも負荷がかかる処理をしている間だけ音が大きくなったり。

EeePC 701向けのUbuntuをそのまま使ってみる

で、本題というか、701で使っているUbuntu 8.04をインストールしたSDカードをそのままの状態で差してみました。ESC押しっぱで起動するとブートするドライブを選択できる機能は健在。SDカードを指定すればそのままさくっと立ち上がりました。

画面の解像度もちゃんと1024x600を認識。compiz-fusionも動作。CPUFreqもOKで自動で800Mhz〜1.6Ghzが変動しています。なんちゃってマルチCPUのHTも有効になっており2CPUに見えます。ちなみにcpufreqで制御できる周波数は800Mhz,1.07Ghz,1.33Ghz,1.6Ghzの4段階。性能的にはYouTubeの再生でもかなり負荷を食うもののコマ落ちもあまり感じず、決して速いとは言えないまでもまずまずという印象。

/proc/cpuinfoを見るとATOM N270とちゃんと認識。SSE3に対応している旨表示が出ています。bogomipsはなんちゃってDualCoreのおかげで妙に高く3239。Athlon64 3200+より高い数値です(笑)

BluetoothはBIOSでOFFになっているので、ONにすると無事動作した模様。まだあまり使い込んでいませんが、一応携帯電話とペアリングまでは確認。なぜか一度固まったのが気になります。

サウンドはそのままで音が鳴りました。

内蔵のSSDは/dev/sdaに4GB, /dev/sdbにMLCの8GBが見えます。アクセスも問題なさそうです。ちなみにhdparm -t /dev/sdaとsdbの結果はそれぞれ30.53MB/Sと27.95MB/S。書き込みは試していないのですが結構遅いらしいですね。読み出し速度はまあまあでしょうか。

ビデオカメラもBIOSで切れていたのでONに。skypeで自分の顔が映ることは確認。ということでビデオデバイスもOK。

二本指でスクロールするタッチパッドの機能はLinuxでも動作。右にスクロールエリアがあるタイプは予期せぬスクロールが発生して非常に苦手なためとても歓迎。

Eee 701に差していたIO-DataのDDR2 667のRAMと入れ替え。中に入っていたのはA-DATA DDR2 400なるメモリ。2GBで問題なく動作。交換時にふたを開けると黒い絶縁シートらしきものでSO-DIMMスロットが隠れているので少しとまどいました。問題ありませんが、少し交換しにくい感じです。

EthernetとWifiはまだ

一番問題で、かつうまく動作していないのが、EthernetとかWifiです。うまく認識出来ず。スタンドアローン状態となってしまいました。なにも問題なく動作してしまうと寂しいので、まあありかと。仕方がないのでE-Mobileを使ってインターネットに接続。こちらの方は全く問題なく順調に動作。

ネットワークデバイスドライバへのリンク(多分)

  • Wifi --RaLinkのrt2860sta。チップは認識したがつながらない。WPA2PSKが悪いのかもしれない。追記:WEPでもだめ。設定がまずいのかもしれない。
  • Ethernet -- Attansic(Atheros)のdevice 1026 b0とかいうもの。asus P5Q Proのドライバをお試し。チップは認識。まだ未テスト。l1eドライバ。
  • ubuntu-eee.comの901でドライバを動かす情報Getting the network drivers working on the 901 - Ubuntu Eee
    これに従ってRaLinkのドライバをバージョンダウンしたりしたのですがダメ。
最後に
以上、ざっと701向けの設定が終わっている状態のUbuntu 8.04の動作状況でした。そのまま差しただけにしては結構動いているのではないかな?という印象。EtherもWifiも早晩解決出来ると思いますので、後日。

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2008年07月14日 01:36に投稿されたエントリーのページです。

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