« iPhone 3Gが7/11にソフトバンクから発売! | メイン | 結構楽しみなPCでMacOSXを走らせるEFiX »

Dell Eは本当に1Kgを切ってくれるのか?ミニノートに望む重さなど

ここ最近の安価なミニノート流行りで、このブログのHP2133の記事も普段の2倍以上と少し驚くほどのアクセスをいただきました。LibrettoやVaioU, Fiva, Interlinkとミニノートを愛用してきた身としては、このジャンルが注目されて各社からリリースされるのは非常にうれしいところです。

HP2133はここ最近発表される安価なミニノートの中でも、こういっては何ですが初のまともなメーカ(失礼)から発売され、キーボード、解像度、質感などCPU以外は全て一回り高級なものとなっています。また価格も他のものよりは高価とはいえ上位モデルで約8万円とモバイルノートとしてはやはり安価です。

人気もわからないではないのですが、この第二世代といっていい低価格ミニノート群でとても気になることがあります。それはスペックアップとともに価格アップ&重量アップしていっていることです。実際毎日PCを持ち運んでいる人にはわかると思うのですが、可搬性には単なる大きさより、重さと厚みの方が重要です。8〜900gと1.2〜3kgでは3-400gの差しかないとはいえ、長時間、毎日持ち運ぶと考えると意外に大きな差がでるものです。また必ずとはいわないまでも本体重量と電源アダプタの重さはおおむね比例するため、さらに大きな差が出ます。缶ジュースやペットボトル一本分の差が常につくと考えるとどうでしょう。特に電車移動の多い日本では重いPC持って行くのやだ!と考える人も結構いるのではないでしょうか。

第二世代の低価格ミニノートの多くが1kgを上回っています。HP2133も1.27kg, ASUS EEEPC 1000に至っては1.45kgなんていう重量です。値段はかなり違うとはいえ、12-3inch LCDクラスと同等の重さです。もう少しだけ重量を許せばLet's Note Y シリーズのような大きな液晶のクラスと並んでしまったりします。これでは気軽に持ち運んでさくっと使えて、持ち運ぶからこそ安価でSSDの安心感という特徴が、がっくり失われてしまうのではないでしょうか。

この重量に関しては私見ではありますが、体格の大きな欧米のメーカは大きめ重めなものが多く、台湾や日本などアジア系では比較的軽く小さいものが多いような気がします。HP2133などはまさに欧米メーカ。MacBookAirも軽量といいつつ1.33kgもありますし、ここは一つ国内メーカ、台湾メーカにがんばって欲しいところです。

厚みに関しては最近のものはあまり問題なさそうです。かつて超小型で人気を博したVaio Uでは最大で40mm近い厚みがあり鞄の中で非常に収まりが悪かったのですね。

もう一つ心配なのはATOMプラットフォームです。最大メモリ容量が1GBで止まっているのが気になります。もともとVistaなど使うつもりはさらさらありませんが、Linuxであってもフラッ シュメモリを活用するには大容量のRAMがあった方が望ましい。大きなキャッシュやRAMDISK等に活用出来、性能向上とフラッシュメモリの消耗を抑えることが出来るからです。

ATOMプロセッサ自体も少し気になります。散見されるベンチマークではそれなりに速いようですが、どうもP4の香りがするので、癖があるのではないかと心配です。改良されているとはいえ、所詮はなんちゃって性能アップのHT。高性能で評価が固まっている(実際結構速い)Core2の方が安心できます。出足1.6Ghzもの高クロックなのも心配です。省電力を確保しつつこの先の性能向上をどれくらい出来るのでしょう。基本的にクロックと消費電力は比例関係ですし。このCPUは実際に市場で揉まれるまでわからないですね。

というわけで気がかりはあるもののEeePC 90xかDell Eが次のおもちゃの本命かなと思っています。EeePCはやはり市場を開拓した機種として今後もこのジャンルの中心であるでしょうし、Dell Eは噂レベルで1kgを切るとの話。キーボードにも力をいれているとのことで使いやすそうな予感です。HP2133はC7と重量がメリットを相殺してしまっている印象です。

ASUSは残念なことに1.1kgと少し重くなってしまっています。動作時間2時間程度でいいので、合計で1kg程度で収まるような軽量バッテリーを是非とも用意して欲しいです。 電源なしで長時間運用できるのはありがたいですが、どうせ一日使えるほどでもないわけで、やはりACアダプタは必要です。逆にある程度の間隔で電源が確保出来るのならバッテリーなんて単なるデッドウェイトでしかありません。

かつてASUSがOEMしていたVictorのインターリンクやHP2133のように用途に応じたバッテリーを用意するというのは、現実的で非常に使い勝手がいいオプションです。サードパーティ製でもいいので是非とも考慮して欲しいものです。

くだらない独り言をちらちら書きましたが、iPhoneといい、ミニノートといい、最近惹かれまくっているMacといい、一つ一つはさほど大きくないまでもボディーブローのようにさいふにダメージを与えてくれますねえ(^^;

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://blog.browncat.org/cgi-bin/mt/mt-tb-abc.cgi/721


コメント (2)

はじめまして。
HP 2133について情報収集していたら辿り着きました。
Dellからも対抗機種が出るらしいですね。あとAcerからも(こちらはどっちかと言うとEeePCに近いスペックのようですが)新しいミニノートが出るらしいです。
購入を前提として新たにブログ作りましたので、よろしければぜひご一読いただければと思います。

yamap:

ご覧頂きありがとうございます。駄文を書き散らしてましてすいません。

個人的にはHP2133は少し私のニーズと異なりそうなのであきらめ気味です。ASUS EEEPCも今のままでは微妙になってきました。いっそEEEPC 900が欲しいのですが、国内では901しか販売されないのかな?と思ってます。

まだまだ理想の相棒を捜すには時間がかかりそうです。

コメントを投稿

(お書きになったコメントはすぐには表示されません。ご了承ください。)


About

2008年06月14日 10:13に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「iPhone 3Gが7/11にソフトバンクから発売!」です。

次の投稿は「結構楽しみなPCでMacOSXを走らせるEFiX」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

           

カテゴリー

Powered by
Movable Type 3.36

Twitter


最近のエントリー

デル株式会社ads

注目エントリー