なかなか良さそうなMozillaベースのコラボレーションスイートSpiceBird 0.4がベータリリースされたのでまだ英語版しかありませんが早速インストールしてみました。
SpiceBirdはE-Mail, Calendar, Todo, IMがワンセットになったMozillaベースのアプリケーションです。それぞれの機能はThunderBird/Lightning/XMPP等がベースになっているようです。
インストールして起動すると、いきなり以前のLightningやThunderBirdのデータのimportにこけたのは愛嬌として、設定をいろいろ聞いてくるので、適当に進めると、iGoogle風のHOME画面が現れます。なかなか落ち着いた色目(落ち着きすぎ?)で使い勝手も良さそうです。早速ちゃんとメールアカウントとGoogle Calendarのicalを設定したところ、無事メールも予定も見ることが出来ました。
Google Calendarの編集ではエラーが出たり、設定した色が再起動するまで反映されない、メールが文字化けするものがある、などまだまだな感じではありますが、Home画面もまとまっておりよさげです。またXMPPが話せるのでGoogle Talkとメッセージ交換が出来るはずです。
Home画面はWidgetベースで機能の追加が可能で、RSSフィードや予定、世界時計などがプリセットされており、自分で追加することが出来ます。メールも追加できますが、Widgetで追加したメールのリストは完全に日本語が文字化けするのが残念です。
ということで、まだ実用的には使うには早い感じですが、この先の出来によってはThunderBirdを置き換えることが出来るかもしれない印象です。将来的にはCMS(Drupal?)やMicrosoft Exchangeとの連携も予定されているようで、順調に育つのが楽しみです。
ちなみにこのソフトはクロスプラットフォームで、今回はWindows版とLinux(i686)版がリリースされています。デザインもすっきりコンパクトなので、今後増えると予想される画面の小さなLinuxインターネット端末や、ASUS EEE PCのような小型ノートPCにぴったりかもです。