AdobeのFlashは単なる動くバナーからユーザインターフェース、YouTube視聴にも必要な必須プラグインですが、AdobeがLinuxバージョンをアップデートしてからUbuntuのflashplugin-nonfreeのインストールが失敗してしまいます。GPLなFlashもありますが実質純正のものでないと実用には耐えません。
上の記事から辿ってリリース前のlaunchpadあたりにたどり着いたのでメモ。
Ubuntu 7.10 Gutsyで最新のFlashを使う方法は32bit版では以下のような感じ
- 完全手動
Adobeから手動でLinux版をダウンロード。展開。
libflashplayer.soを/usr/lib/firefox/pluginsにコピー
- 元proposedなパッケージを使う
$ wget http://launchpadlibrarian.net/10885211/\
flashplugin-nonfree_9.0.115.0ubuntu0.7.10_i386.deb
$ dpkg -i flashplugin-nonfree_9.0.115.0ubuntu0.7.10_i386.deb
ただし、元proposedなパッケージにはKonqueror、Operaでうまく動作しないというバグがまだあるため差戻しになっているようです。個人的に使っている限りfirefoxでは動作しているようです。
AMD64なUbuntuへのインストールは
- sudo apt-get install -f nspluginwrapper ia32-libs lib32gcc1 libc6-i386
- debパッケージをインストールする
$ wget http://launchpadlibrarian.net/10919966/\
flashplugin-nonfree_9.0.115.0ubuntu0.7.10_amd64.deb
$ dpkg -i flashplugin-nonfree_9.0.115.0ubuntu0.7.10_amd64.deb
注意としてGPLなflash(gnash,libflash0c2,libflash-mozplugin等)は事前にアンインストールしておくことです。
wgetの行は改行していますが1行です。'\'は継続行。行頭のスペースは不要です。
正直KonquerorやOperaに対する配慮もいいのですが、大半の人が使っていると思われるデフォルトのブラウザfirefoxがサポートされているだけでも全く違います。特にせっかく増えつつあるLinuxのNew ComerにとってFlashが使えないというのはとても問題と思います。
firefoxで問題なく動作するなら条件つきで良いので早期にリリースされることを心待ちにしつつ。
追記2/11: リポジトリに新しいバージョンがアップ。32bitでは無事動作。x86_64ではまだ未確認です。