Ubuntu搭載のLinuxマシンをDellが販売しているのはご存知の通りですが、BIOSのアップデートがLinux上から出来るらしいのでメモ。
以下Dellのブログのアップデート手順を少しモディファイ。各コマンドはroot権限がいるのでsudoをつける必要があります。
wget -q -O - http://linux.dell.com/repo/firmware/bootstrap.cgi | sudo bash
sudo aptitude install firmware-addon-dell
sudo aptitude install $(bootstrap_firmware -a)
sudo update_firmware
終わったらリブート
今までBIOSアップデートといえば、DOSのフロッピーを使ったり、Windowsのユーティリティが必要だったりとLinux使いには寂しい状況でした。特にノートPCでは不便でした。メーカがこうやってサポートしてくれるととても心強いですね。
愛用のDell Latitude X1でも使えるかどうかテストしてみました。なにやらrpmがどうたらとか警告やエラーがぽろぽろ出つつインストールが進むので少し不安ですが一応完了。
update_firmwareを実行するとちゃんと"Latitude X1"のA6バージョンというのを認識。新しいのが出ていなかったので更新は無しでした。最後まで確認できなかったのが残念ですが、いけそうな雰囲気でした。
Linuxはスケーラビリティ故か、ローエンドのPCから普及しつつあるようです。今のところOS分の価格が下がる上、そこそこ使えるといった理由から浸透していっているようですが、実際にはWindowsと比べてもずっと素晴らしいシステム。GUIも進歩しつつあって使い勝手の不安もほとんどなくなってきました。利用者が増えることでさらに真価が認識されていくのではと期待ですね。
今回のDellのように足回りをもっとメーカが固めてくれるととてもうれしいです。後、ワンセグチューナのような日本独自の制約付のハードのドライバはメーカのサポート無しには実現不可能。日本のメーカにも頑張って欲しいですね。
コメント (2)
エントリを参考に、Ubuntu 8.10でやってみました。
sudo update_firmware の前に、
apt-get install firmware-tools が必要でしたが、うまくいきました。ありがとうございました。
Vostro 200を使用しているのですが、ダウンロードページでは、新しいバージョンのBIOSが出ているのに、まだパッケージとしては提供されていないみたいで、update_firmware しても、「ないよ」って言われました。しばらく日が経ったらまたやってみようと思います。
EXEをダウンロードしてきて、ダブルクリックでインストール/アップグレードするWindowsに比べて、Linuxのパッケージ管理ははるかに先に行っている気がします。僕も今後のメーカの対応に期待するひとりです。
投稿者: ohkubon76 | 2008年06月19日 00:09
日時: 2008年06月19日 00:09
ご参考いただいてありがとうございます。私の方は最近ではMacとLinuxを使い分けていて、多分仕事以外ではWindowsは使わないだろうと思います。
3つのメジャーなOSを比べてもLinuxのリポジトリ管理は素晴らしいと思います。日本メーカはデスクトップ向けのLinuxにほとんど力を入れてないのが残念ですね。
投稿者: yamap | 2008年06月19日 01:40
日時: 2008年06月19日 01:40