NokiaのインターネットタブレットN810が先日からアメリカで発売になっていますね。個人的に最近最も気になっているガジェットです。
早速箱をあけて取り出すところからの詳しいレビューが出てました。ざっとスペックを書くと、
- CPU - OMAP 2420 400Mhz
- メモリ - 128MB DDR RAM, 256MB ROM
- ストレージ - 2G Flash
- 画面 - 4.1インチ 800x480のタッチスクリーン
- ネットワーク - 802.11b/g無線LAN, Bluetooth 2.0+EDR
- その他 - GPS内蔵、オーディオ
- 重量 - 225g
サイズはiPod touchより一回り大きく、バッテリーのもちは4時間。
ソフトウェアはNokia製のOS2008というLinuxベース、UIにHildonを採用したmaemo。ブラウザ、Flash9、Skype(予定)、GPS地図ソフトなどなど。ちょっと魅力的なのはシェルのターミナルが標準でインストールされていて、busyboxのUserlandが使えるらしいこと。もう一つ日本国内ではサポートが少ないBluetoothが使えること。
いくらJailBreak出来るとはいえ、またSDKが公開予定とはいえ、あくまでClosedな iPhone/iPod touchと比べ、開発環境一式が公開されておりオープンソースな所にとても惹かれます。またAppleはLinuxをサポートする気がなさげなのも気に入りません。(いやiPod touchでsshが動いたときは確かにぐぐっときましたが。来年のSDK公開でどこまでオープンになるかですね)
で、N810のArts Technicaのレビューを見ると、これがちょっと辛口でした。まあ概ねは良い評価でしたが、まずキーボードは慣れが必要(engadgetではいい評価なようですが)、GPS対応地図ソフトは正式版でなく追加の課金が必要、あとAPIのバージョンアップで動かないソフトが出ている、ソフトウェアのリポジトリの出来具合がもうちょいなんていう評価。python関係のソフトを入れるのに手でファイル追加が必要だったとか。
評価的には$479は高いとのこと。確かに旧機種のN800が$220(expansysで27000円強)で売られていたり、Asus EEE PCが$250程度なのをみるとちょい高い気がします。が、WindowsMobile一色になりつつある国内のPDA/SmartPhoneはほんとに詰らないです。GarnetOS(旧PalmOS)が走ったり、pythonも使えるなど、なかなか弄り回せて楽しそうな端末。是非日本語化して国内販売をお願いしたいです。