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Bug LabsのモジュラーなデバイスでGoogleのAndroidが走るらしい

レゴブロックのようにハードウェアのブロックを組み合わせてコンピュータを作ることが出来るBug LabsのデバイスでGoogleのAndroidが動いたようです。

このハード、見れば見るほど面白そうで、結構惹かれるものがあります。

BUGのデバイスはARM11ベースのCPUと128MBのRAM、USB、SPI、LCDインターフェース、グラフィックアクセラレータ、シリアルポート、JTAGポート、バッテリー、有線LAN、Wifi、オーディオなどが一通りそろったベースモジュールにコネクタで接続できるLCDモジュールやGPS、カメラモジュール等を接続してカスタマイズするもの。ソフトウェアはLinuxベースの開発環境です。

今回はLCDモジュールとの組み合わせでGoogleの携帯電話向けOSのAndroidが動いたらしく、もちろん携帯電話としては使えませんが、PDAライクな動作は出来るようです。もちろん一般的なスマートフォン/PDAと比べると大きさも使い勝手もかなり異なると思いますが、好きにいじれるBug Labsデバイスの特性が良く現れているサンプルな気がします。

個人的にはCFスロットやW-SIMモジュール、Bluetoothなんかがあったら面白そう。とりあえず、JTAGやシリアルポートがあることから、モバイルガジェットやコンシューマデバイスのプロトタイプを作るのに便利そうです。またSPIやI2Cがあることから、組込み向けコントローラのプロトとしても使えそうです。

 実際、BUG Labsもそういった用途を考えているようで、これでハード&ソフトのプロトタイピングを行って、実機に展開するような使い方を考えているようです。ソフトのプロトタイプは良く行われますが、ハードの場合どうしてもお金と時間がかかります。これを汎用CPUボードと組み合わせるハードでやろうというところ。これくらいのCPUボードなら玉数さえ出れば数十ドルもあれば余裕で作れそうですし。

サイズや形状は後でお金をかけてやるとして、実証的に製品・ハードウェアのプロトタイピングを行おうというのは面白い試みです。デモで使うにも面白そうです。 また個人的な興味としてFPGAのモジュールを作っておいて、より汎用的なカスタムハードウェアのプロトとしていじることが出来てもいいかもしれません。

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2007年11月25日 22:11に投稿されたエントリーのページです。

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