数日前にUbuntuのリリース直後の混雑を避けるため、apt-mirrorを使ってはどうだろうと書いてみたのですが、ちょうど"今すぐアップグレードしよう"という記事がdiggされているので紹介。もちろんまだ7.10 Gutsyは正式なリリースはされていませんのでRelease候補にアップグレードです。正式リリース時にはここ一週間程度のアップデート分のダウンロードだけでいいのでかなり少なくて済むはずです。
過去数度のアップグレード/インストールの経験からするとリリース直後はCD一枚落とすだけでえらい時間がかかることが予想されます。BitTorrentはユーザが増えれば高速になりますし、相互利益があっていいと思うのですが、この辺は好みとかネット事情にもよるのでなんとも言えません。
上記記事にあるようにアップグレードは簡単です。
- 端末ウィンドウを開く
- update-manager -d (正式リリース後は-dは不要)
- Ubuntu 7.04以外の方はまず7.04にアップグレードしてから進めてください
クリーンインストールはRCのインストールディスクをダウンロードしてインストール。
以上です。
これだけではなんのでもう少し。mirrorも絡めた(ちょっと面倒ながら)良さげなシナリオとしては
- リリース前にRC版のリポジトリをapt-mirror等を使ってコピーし、ローカルミラーを立てる
- ローカルミラーを使ってアップグレードを行う
- 正式リリース後にミラーするのはダウンロード量が増えることが予想されるため、ネット上のmirrorから普通にアップデートする
- 混雑でエラー出まくりや劇遅な事態となっても"ほとんど"リリース版なので気分が楽
- 混雑が酷いようならば、ミラーを夜中走らすなどしてリリース当日は諦めるのもあり
特に複数台のPCをアップグレードされる方は是非mirrorを使ってみて下さい。ローカルで高速なのはもちろん、サーバ負荷軽減にもなります。ただしmirrorの場合インストールしない不要なパッケージまでダウンロードされて逆効果になってしまうため、高負荷時には行わない方がいいと思います。
上は拙記事。apt-mirrorは簡単に使えるソフトですが、Ubuntu 7.10 Gutsyのミラーを作成するメモです。夜中にmirrorしておけばアップグレードの数時間がだいぶ短縮されると思います。
アップグレード自体に凄い時間がかかるので、新規インストールの方がよほど速いですが。。。