昨日RCがリリースされ、あちこちで正式リリース前にblogやニュース記事が飛んでいます。Ubuntuのホームページにも"6 Days to GO"、"Coming Soon"の文字。恒例の?リリース直後の混雑を出来るだけ避けませんか?
個人的には今回はベータ、RCともに入れておらず、新規にフルインストールをしようと思っている所です。もちろん発表と同時にゲット&インストールするつもりなのですが、今までの経験ではUbuntuは線が細いためか要求が多いためかリリース直後に非常に重くなり、とてもまともにダウンロードできなくなってしまいます。アップデートのサーバともうまく繋がらなくなってしまいます。
BitTorrentでの配布もあるのですが、P2Pソフトはアヤシイ評価が定着してしまったため(実際いけない使い方もされていますし)、プロバイダの制限にかかったり、今ひとつ速度が伸びなかったりします。P2P技術は技術的に魅力があり、とても合理的な方法。匿名性がなくてもいいので、なにか良い方法はないでしょうかね。 Fedoraなんかは回線が太いせいかリリース直後でも結構普通に落とせるんですけど。
ということで来週早々のリリースでも超重くなることが予想されるので、役に立つことがないか物色。月並ではありますが事前にミラーしておくのがやはりいいかと。
- apt-spy -- 最適なaptのリポジトリをチェック、選択してsources.listを作成してくれる。ちょうどFedoraやCentOSで言う所のyum-fastestmirrorプラグインと同じようなもの
- apt-mirror - apt source mirroring tool -- ローカルにaptのリポジトリを作成
apt-mirrorはローカルにリポジトリを構築出来るもので、出来たリポジトリをhttpサーバなどでLAN内に公開するようにすれば、LANの速度でインストールやアップデートに使用でき、高速です。mirror作成には数時間が必要なので寝る前にでも走らせて置けばいいと思います。
混雑するリリース直後を避け、リリース直前のファイルをmirrorしておけば、ほぼ最新の状態のリポジトリが維持出来るはず。リリース後のアップデートも数が少なくサーバへの負荷を減らすことが出来ます。
インストールイメージだけはdownloadかtorrentで入手して、更新はLAN内から行うようにすれば当然高速です。また複数台にインストールする際にもLAN内に完全なリポジトリがあればインストールもアップデートも高速で便利です。
上記ツールは全く新しいものではないのであちこちに解説が見付かると思います。今回のような一時期に大量アクセスが発生しそうなときに活用すれば、ネットワーク帯域やサーバ側のリソースも分散出来て自分も他の人も少しだけ幸せになれるかもしれません。