最近Ubuntuばかり使っていて、自宅内サーバのFedoraも6のままな私ですが、余りチェックしてなかった分野、Fedora 8に搭載されるというGnomeオンラインデスクトップ Big Boardは面白そうなのでメモ。
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- 独学Linux: Fedora8 Test2の第一印象
独学Linuxさんにはtest2では動作がおかしいようなことも書いてありますが、Fedora8のリリースは11月なのでそれまでに熟成すると思われます。日本語でもちゃんと動けばいいですね。
このGnomeのオンラインデスクトップはいわゆるブラウザ内で全てを動かすWeb OSのようなものではなく、Google, Yahoo, Facebook, Salesforceなどの様々なオンラインアプリケーションとデスクトップとをシームレスに使えるようことを目指したもののようです。ブラウザの外のgnomeデスクトップなどからweb apiを叩いて情報を得たり、ファイルを交換したりとオンラインサービスとの連携機能が追加されたイメージですね。
例えば写真はローカルではなくFlicrやPicasaで管理するとか、メールはgmailを使うなんていう感じ。デスクトップのみで何かをすることが確実に減ってきている現在、デスクトップがwebアプリと協調すれば、デスクトップに縛られる要素が一つ減ることになりますね。シングルサインオンもどきなんかも実現できそうです。
具体的な実装のイメージは管理情報をサービスするサーバで情報を管理。場合によってはサービスをゲートウェイしたりもするんでしょうかね。RedhatのwebサービスMugshotをベースに行うようです。クライアントサイドでは既存のFirefox, Pidgin(IM)、webサービスのドライバとタスクバーのようなものをD-BusとWeb APIとゲートウェイでつなぐ感じ?まだ良くわかってません。
UbuntuはLinuxデスクトップではかなり主流になっていますが、RedHatもデスクトップでもシェアを取ろうとしてます。現在のLinux界隈の動き、デスクトップの出来具合から見ても、一時のバブルよりもっと地に足のついた定着を目指して発展をして欲しいですね。Ubuntuバブルにならないように着実に増えて欲しいです。またMicrosoftがFUDのサイトを立ち上げたようですが、オープン系オフィスの熟成度合いも進みつつあるしMS自身の二面作戦?(Novel等との協業)を見る限り将来かなりヤバイと感じてるのでしょうかね。