Adobe社のFlash作成フレームワークFlex用の開発ツールFlex BuilderのLinux対応版がAdobe Labsからダウンロードできるようになってます。
Linux用Flex Builderはeclipse用のプラグインとして提供されています。Flex Builder3をベースにしているが、全ての機能は提供されていないとのこと。プロジェクト作成、コードの色づけ、デバッグなどの基本的な機能はサポートされている模様。リファクタリング、AIRのサポートなどの重要な機能が抜けているようですが、まだAlphaですし今後Linux対応AIRも予定されているようなのでいずれサポートされるのではないでしょうか。
インストール要件は
- Eclipse 3.3 (32-bit)
- Sun JRE 1.5.x (32-bit)
- Firefox 1.0, 1.5, or 2.0 (32-bit)
となっており、64bit版のLinuxには32bit版をインストールするように書かれています。
(余談ですが64bit版のFlashを早く出して欲しいです!adobeさん)
Flexの開発環境自体はjavaベースで作られているのでLinuxでも動作します。Flashってオープンさという点でも、その出自という点でも、正直鬼っ子的なイメージではありますが、クロスプラットフォームで携帯電話からデスクトップの各種OSまでカバーしている数少ない実行環境として使うにはLinuxな方にも面白そうです。
Ubuntu 7.04 Feistyにインストールしようと思ったのですが、Ubuntu標準のeclipseはgcjベースの3.2.2なのでsunのjavaと本家のeclipse 3.3をインストールする必要があります。
1. java環境のインストールと設定
sudo aptitude install sun-java5-jre sun-java5-bin sun-java5-jdk
sudo update-alternatives --config java
-> java5を選択
2. eclipse 3.3のインストール
eclipse.orgから最新の3.3 euroraをインストール
3. flex builderのインストール
Adobe Labs - Adobe Flex Builder Linux Alpha Release Notes
adobe社のページからflex builderをダウンロード
sh flexbuilder....bin