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Linux用の新しいATI Radeonドライバで最大10倍高速化!?

AMDはかなりまじめにLinuxのドライバに取り組んでいるのかもしれません。新しい8.41ドライバで相当性能が向上する模様。Radeon X1950PROで50%、コンフィグレーションによって90%も高速化、X300に至っては最大10倍(ベンチマークの中の項目による)まで高速化しているらしい。ついでにPhoronix関連をメモ。

Linux向けのドライバはここのところマイナーバージョンアップばかりでバグフィックスなどが中心だったりしたのが、一気に高速化したとのこと。今後かなり力を入れてくる予感ですね。ドライバもオープンソース化。だいぶ本気な感じですね。

今までNVidiaのグラボばかり使ってましたが、最近のRadeonの動画アクセラレーション機能といい、今回のXドライバの高速化・オープン化といい、結構魅力的です。次はRadeonにしようと思わせられてしまいました。それにオープンソースドライバも素晴らしいのですが、やはりメーカ提供のドライバは専門の技術者が全情報にアクセスできる状態でフルタイム開発出来るのでやはり性能面でかなりのアドバンテージがありますしね。

X用のavivoドライバなんかもあるようでxorg.confに設定できるようです。ちゃんと動けば高画質な動画再生に良さそうですね。今回のドライバでHD再生なんかも良くなるんでしょうかね。どうもATIはこのドライバの開発を停止して新たなドライバをオープンにするようです。個人的に3D機能より動画再生サポート機能が強力になってくれた 方がうれしいです。統合チップセットの690GなどはATI Radeon 1200/1250でX700+X1000な感じらしいですが、HDは苦しいと聞いているので興味があります。

ついでにちらちらとPhoronixの記事を見てみるとXとWindowsでのベンチマークを発見。

かなりの差がありますね。ほとんど変わらないベンチもあれば二倍以上もの差が付いているベンチもあります。まあ私はLinuxでゲームをしないのですが、今後Linuxのデスクトップが本格的に普及してくればゲームは避けて通れないどころか、充実度合が重要な要素の一つになります。メーカがドライバに力を入れてくれると、差が縮まりそうですね。

次期UbuntuではGUI設定ツールが付いて、ちゃんと動作しないグラボでもVGAなどにfallbackして設定出来るようになっているようです。WindowsやMacと同じようにGUI無しの状態を限りなく少なくできるように考慮されており、より広いユーザにアピール出来るようになるようです。

Redhatもデスクトップレースに復帰したようですし、オープンソース製品の場合、競争が単なる競争に終わらずソース公開を通じて100%でないにせよ協調につながることで相互に進歩することが期待されます。

3Dデスクトップも含めグラフィック処理は重要なコンピューティングの要素。特に一般向け用途で使われることの多い3D/動画処理などがLinuxでも向上してくれるのはうれしいですね。

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コメント (2)

yosh:

ATIのドライバ更新されていたんですね。
今日、この記事を見て知りました。(汗)
かなりパワーアップしているみたいじゃないですかっ!!
これは今週末にでもHDな動画にリベンジしてみます。

yamap:

最近のAMDはドライバをオープンソースにしたりNDAなしで仕様公開したりとか積極的ですね。これからますます良くなりそうな感じです。HD動画がちゃんと見れたらいいね

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2007年09月06日 00:50に投稿されたエントリーのページです。

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