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海外のアンチスパムサイトがDDOSでダウンらしい

海外のアンチスパムのサイトSpamNationがロシア系と思われるスパマーのDDOSアタックを受けてダウンしたというニュースがありました。

アタックを行ったのはZhelatinという名前のロシア系?のスパマー集団らしい。今やスパマーのボットネットは100万台を超えるPCをコントロールできるという。先日の報道では世界ランキング級のスパコンを束にしても足らないくらいの総合CPUパワーを持っているとのこと。botによるddosはCPUパワーだけではなく膨大な帯域を占めることが出来るため普通のサイトではほとんど対処不能なパワーを持つはずです。

まあ、スパムを出すだけにこんなにCPUパワーはいらないので、アンチ側のプロパガンダではあろうけれど、 これだけのPCがbotに感染していること自体かなり驚きですよね。私のところに来るスパムメールやトラックバックからみると中国、アメリカが多く、韓国、台湾やヨーロッパも結構多いです。

国内からのものはそう多くはないとはいえ、0ではありません。毎年のソフト売り上げトップ10の上位を必ず占めるアンチVirusソフトですが、周りを見ても期限切れや、最初から入ってないなんてのもあったりします。PCに詳しい人ならいいのですが、素人さんで入れてない人も結構いたりします。フリーのものもありますので是非入れて欲しいものです。

正直アンチVirusソフトなんていうのは個人的に必要悪と思っていて、決してこれが"家の鍵"に相当するものとは思えないのですが、Windows自体のセキュリティが低いとか狙われやすいという問題が解決できない以上、いい加減VirusソフトをOSに標準添付すべきなんではないんでしょうかね。もちろん独占禁止法とかなんとか問題は多々あるでしょうが、Trend Microやウィルス対策ソフトメーカには悪いですが、既にインフラの一部となっているモノだと思うのです。こういうものこそMicrosoftに頑張って標準添付にして欲しいです。

私のLinux/Windowsの使用頻度は50%/50%位ですが、フェアに考えると、現在のVirus作者群の矛先がLinuxに向いたとき安全でいられるかどうか心配。もちろん比較的安全な理由もないではないですが、セキュリティホールというのはホールというだけにどこにあるかわからないもの、100%安全とはとても言い切れない。今のBotnetが将来Linuxデスクトップで構成されてもおかしくはないと思ったりします。

まだメインのターゲットでないうちにMicrosoftが踏んだ問題を(そのまま踏むことはないでしょうが)Linuxでは対処を強化しておき、将来デスクトップの主流になる時にもアンチVirusソフトなどなくても今と同じように安全なコンピューティングができるようになっていて欲しいですね。

botはspam以外にも使い道があるので作るのをやめることはないでしょうが、少なくともSpam対策が進んでspamの意味がなくなることで需要が減るのではと思います。スパム対策はうざいのを抑えるだけではなくセキュリティ対策でもあると思うところです。

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2007年09月14日 08:42に投稿されたエントリーのページです。

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