先日サービスが開始されたGoogleの新サービスGoogle Sitesを使ってみました。Google SitesはGoogleが買収したJotSpotというWYSIWYGのwikiサービスをGoogle Appsに組み込んだもので、サイト内のメンバーや招待した人など複数人でサイトを作って行くことが出来ます。
- Google Sites Launched-- Google Operating System
- Google Sites Launched-- Google Blogoscoped
- Welcome to Google Sites
少し使ってみるとwikiというより高機能なweb作成ツールといった感じで、コンテンツはWYSIWYGエディタで編集、ページ間のリンクも一覧から選択するようになっており、wiki的なマークアップを使うことなく編集できます。文字の色、大きさはもちろん、リンク、イメージ、Google Calendar、Google Docs、Spreadsheet、Picasaから写真、YouTubeのビデオ、表などがマウス操作で挿入することが出来ます。
このサービス、JotSpot買収したときから注目していたので、早速使ってみましたので、導入と簡単な使い方をメモ。
まず、Google Appsの登録は済んでいるものとして、スタートすることにします。
サービスを有効化
- まず管理者でログイン
https://www.google.com/a/<YourDomain> - 拡張版を有効にします(インターフェースの言語が英語になってしまいます)
ドメインの設定タブの下の方にある、コントロールパネルで"拡張版 (アメリカ英語のみ)"を選択し、"変更を保存"します。インターフェースが英語に切り替わります。Sitesで日本語自体は扱えました。 - ダッシュボードタブをクリックし、ダッシュボードに戻ります。
Service Settingの右にある"Add more services"リンクをクリック - いくつかまだ有効にしていないサービスがリストされると思いますが、その中に"Site"が現れているはず。これを”Add it now"ボタンで追加します。
- これで一応使えるようになりました。
サイトの作成
- ダッシュボードで"Sites"リンクを押すとGoogle Sitesの設定画面に入ります。
編集の権限なんかを設定できます。 - 一番上のWeb Addressのところの緑のリンクをクリック
- Welcome to Google Sites画面が表示されます。
一番下の大きな"Create a Site"をクリックします。 - サイト名やカテゴリ、編集・閲覧権限、デザインテンプレート等を入力し"Create Site"します。
- おめでとうございます。"ホーム"ページだけの空のサイトが出来上がりました。
あとは適当にメニューなどを突いてみるとだいたい雰囲気がつかめると思います。
自動で目次が作成されたり、先にあげたような様々なコンテンツが使えたりとよさげです。
これならwikiのマークアップに抵抗のある人にも使えると思います。
独自ドメインの公開
デフォルトではGoogle Sites内のURL(http://sites.google.com/<YourDomain>)で、今ひとつ面白くないので、独自ドメインで公開してみることにします。
- ダッシュボードからSitesをクリックするか、Service SettingからSitesを選んで設定画面に。
- Web Addressのところの"Change URL"リンクをクリック
- ここで適当なサブドメインでサイトを作成します。
- Google Appsをお使いの方には覚えがあると思いますが、DNSの設定で作成したサブドメインのCNAMEを作成し、ghs.google.com.へとポイントします。
- 完了!
これで自ドメインでGoogle Sitesを公開することが出来ます。
感想など
デフォルトでは自ドメインのユーザしか閲覧も編集も出来ませんので、サイトの編集画面から"Setting">"共有"で権限を設定できます。 オープンなサイトにすることも出来ますし、自ドメイン内のユーザのみ、招待したユーザのみ編集可能にしたり権限を設定できます。
というか、ここまで出来ているとワープロが使えるレベルで十分サイトが作れます。使い込んではいませんが、スプレッドシートをはじめとするGoogleの各アプリとの連携が容易に取れるのはとても便利で面白い使い方が出来そうだと思います。小グループ内での情報共有やOSSのサイト、有償版で小企業内で使うとか、下手なグループウェアより強力な感じです。