最近リリースされたHandBrake 0.9.5ではmpeg2tsが扱えるようになっているようです。何とも普通に使えているようなの大して書くことはありませんが、軽くメモ。
使っているとたまに音声がダメなファイルに出くわしました。先頭部分を切ってみるとうまくいけたような感じです。
ということでtsをAppleTV向けに処理するには以下のような感じで。先頭を切るのは--start-at duration:3の部分。
- TsSplitter, tss.py, tssplitter_lite等で必要なSIDのHDだけの映像データにする
- 以下はうちでAppleTV向けにやってる設定
HandBrakeCLI -i HOGEHOGE_HD.ts -e x264 -b 2000 -r 29.97 --pfr -a 1 -E faac -B 160 -6 dpl2 -R Auto -D 0.0 -f mp4 -4 -X 1280 --crop 0:0:0:0 --loose-anamorphic -m --decomb --main-feature --start-at duration:3 -x cabac=0:ref=2:me=umh:bframes=0:weightp=0:subme=6:8x8dct=0:trellis=0 -o OUTPUT.mp4 - うちのC2D 2GhzのMac Miniでは上の設定でも6-7fos程度で実時間の1/3程度。cabac=1にするとさらに遅くなってしまいます。
- -e ffmpegで-xすると実時間程度になります。bpsが2000以上だとそこそこみれます。
HandBrakeCLI -i HOGEHOGE_HD.ts -e ffmpeg -b 2000 -r 29.97 --pfr -a 1 -E faac -B 160 -6 dpl2 -R Auto -D 0.0 -f mp4 -4 -X 1280 --crop 0:0:0:0 --loose-anamorphic -m --decomb --main-feature --start-at duration:3 -o OUTPUT.mp4 - macにマウントさせてiTunesに食わせるには:
echo 'mount volume "smb://SERVER/VIDEO" on server "SERVER" as user name "USER" with password "PASSWORD"' | ssh SERVER osascript -
ssh SERVER "(cd /Volumes/VIDEO; open -a iTunes 0.mp4 OUTPUT.mp4)" - 0.mp4は長さ0かそれに近い短いmp4ファイル
ffmpeg設定ならATOMでも6-7fps出るのでぎりぎり単体で使えるかもしれません。h.264では論外ですね。
decombフィルタを外すと高速になりますがおすすめ出来ないですね。
当初Turbo264HDで処理していました。特に失敗や音ずれもなし。エンコ速度も20fps超で悪くなかったのですが、ビットレートを上げてもシーンチェンジや動きの速いシーンでノイズが多い、時々ひどいインターレースノイズが乗ってしまうという問題が解消しないのでHBという次第。新しいバージョンで少しは解消していればいいのですが。