先日デベロッパー向けに発表されたiPhoneOS4.0b1、マルチタスク、フォルダといった多くの新機能が搭載されており、早速3Gにインストールしてみたのですが、サポート外でマルチタスクが使えず、3.X系より動作が重い。フォルダ機能は非常に便利で使い勝手がいいのですが、互換性にまだ問題があり多くのソフトが動作しないor不安定。まあ開発者向けのリリースなので当然ではありますが、常用するには個人的によく使うソフトやゲームが動かないため戻すことに。途中問題があったのでメモ。(追記: iPhoneOS4の正式リリース版でも同様の手順でいけるようです)
試した手順
- iPhoneを接続し、iTunesでOpt+復元で3.1.3のファームを指定
~/Library/iTunes/iPhone Software/iPhone..._3.1.3_7E18_Restore.ipsw - 復元が始まるので放置
- 終了するもエラーが発生し、復元モードから抜けれない。。。
で、追加手順(Macの場合。Windowsの場合は2は省略)
- Quick Tip: Downgrading 4.0 beta to 3.1.3 — Just Another iPhone Blog
iRecoverとやらを使うといいらしい。上の記事はWin用ツールを使っています - Mac向けにiRecoverをインストール(westbaer's irecovery at master - GitHub)
sudo port install libusb libusb-compat
git clone git://github.com/westbaer/irecovery.git
cd irecovery
Makefileを編集しCFLAGS_OSXに"-I/opt/local/include -L/opt/local/lib"を追加
make macosx
- irecoverが出来るので実行"./irecover"
- 最初の記事に従い
setenv auto-boot true
saveenv
/exit
- iPhone再起動
- 一回でうまくいかなかったので、何度か復元からirecoverを行ったところ成功
ちなみに4.0へのアップですがデベロッパーツールを使わなくても、iTunesでopt+復元でインストールすることも出来ます。また、iPhoneの初期化メッセージなどが出ますが素直に綺麗に初期化して下さい。内容はバックアップから戻すことが出来るはずです。
ただデバッグ&ゲーム用の3Gではかなり重く、旧機種の切り捨てなのか今後のチューニングなのか。いずれにせよ安定して使うにはアプリの対応とb2以降に期待です。