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MacPortsのバイナリパッケージを複数のMacで共有してみるメモ

複数台のMacでMacPortsのバイナリパッケージを共有してコンパイルを省力化するためのメモ。 

macを使っていてちょっといまいちなのがMacPorts。適当なオプションのバイナリを用意しておいてもらえれば非常にいいのですが、基本毎回コンパイル。正直少し時代遅れと言わざるを得ない仕様と思われますが、他にいい選択肢もないという状況。

エコ(笑)的にも無駄な電力を消費してコンパイルしなくてもバイナリの方が楽ですし、共通のオプションでコンパイルされていれば話もしやすいのにと思わざるを得ません。

特に私の場合外出先ではMacBook Airがメイン。64GBのSSDでは容量的にかなり厳しい上にコンパイルなんてさせていたら熱でアチアチになってしまいます。

文句をいっていても始まらないので自宅のMacMiniでコンパイルさせ、バイナリを共有することで省力化を図ってみた次第。

  1. 複数のMacでコンパイルオプションを合わせる
    /opt/local/etc/macportsのmacports.confを編集
    portarchivemode yes
    build_arch x86_64
    必要ならvariants.confも編集
    これで/opt/local/var/macports/packages/darwin/i386にportsの
    バイナリパッケージが出来るようになります

  2. で、これをDropboxなどで共有
    双方のマシンで
    sudo rm -rf /opt/local/var/macports/packages/darwin/i386
    mkdir ~/Dropbox/Docuemts/darwin-packages
    sudo ln -s ~/Dropbox/Documents/darwin-packages /opt/local/var/macports/packages/darwin/i386

  3. コンパイルする側のマシンでは普通にportsをインストール
    eg) sudo ports install hogehoge
  4. コンパイル終了とDropboxの同期を待つ
  5. クライアント側のMacでは
    sudo port -bv install hogehoge
注意)
  • 双方で同じタイミングで"sudo ports selfupdate"すること
  • インストール時のvariantsを合わせておくこと。でないとクライアント側でコンパイルしようとしてしまいます。
外出先からはsshやどこでもMyMac等でログインしてサーバ機でコンパイルさせて放置しておき、適当なタイミングでクライアントでインストールするという感じ。
 
同期は私はDropboxでやってますがrsync, mobileme, 普通のファイル共有等々適当な方法で。Dropboxではフリーのアカウントでも十分だと思いますし結構便利です。ローカルならLAN Syncされるので高速ですし。

 

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2010年03月22日 21:57に投稿されたエントリーのページです。

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