昨日発表になったHP2133 Mini NoteがHPで正式に発売になったようで詳細なスペックが出ているのでチェックしてみました。
- HP 2133 Mini-Note 販売開始-- engadgetの紹介記事
- HP 2133 Mini-Note PC- models-- HPの直販ページ
- HP 2133 Mini Note Specification-- HPの詳細仕様
各所の紹介記事に書いてありますがざっくりなスペックは以下の通り。
- CPU -- VIA C7M 1.0~1.6GHz
- メモリ -- DDR2 667Mhz 512MB~2GB
- ストレージ -- 4GB SSD、120GB 5400rpmと7200rpm,160GB 5400rpm
- 画面 -- 8.9 inch WXGA(1280x768)
- グラフィックス -- VIA Chrome9
- Wifi -- 下位モデルは802.11 b/g、上位モデルは802.11 a/b/g
- スロット -- ExpressCard/54 slotとSD,MMC
- 重さ -- 1.19kg~1.27kg
- その他 -- Webカメラ、上位セットのみBluetooth
直販ページの構成で興味を引かれるのは最もローエンドなモデルと最もハイパフォーマンスなモデルでしょう。
- ローエンドモデル $499 -- eeepcにかぶるスペック
VIA C7M 1.0Ghz - FSB 400Mhz
DDR2 667MHz 512MB
ストレージ 4GB SSD
Wifi 802.11b/g
bluetooth なし - ハイパフォーマンスモデル $749 -- 値段は二番目ながら最も高性能
VIA C7M 1.6Ghz - FSB 800Mhz
DDR2 667MHz 2GB
ストレージ 120GB 7200rpm SATA
Wifi 802.11a/b/g
bluetooth 2.0
VIA C7Mの性能はだいたい同じクロックのPentium Mの半分程度とのことなので1.6GHzなら800Mhz程度と結構いけそうな速度ですね。1GhzのものでEEEPCのCeleron M 630Mhzといい勝負でしょうか。特に後者のモデルはCPUも高速で7200rpmのHDDの組み合わせは結構使えそうです。Bluetooth搭載もいい感じです。
さて、 持ち運んで外で使うことを考えると気になるのは重量やサイズ、キーボードとバッテリーのもちですが、
- 重量 -- 最小構成で1.19kg、最大1.27kgというのはどうでしょう。これではほとんどMac Book Air並みの重さです。
- サイズ -- 27 (正面)x255x165 mmとあります。eeepcは22~37x225×160mmなので奥行きはほぼ同じで幅が3cmほど広い。厚みは最薄部で5mmほど分厚い。
- バッテリー -- 3セルバッテリー 2時間15分、6セルバッテリー 4時間30分。
- キーボード -- フルピッチの92%ということで17mmか。結構まともに打てそうな感じ。
他のスペックを詳細から抜き出すと
- 有線LAN -- ギガビットイーサ
- タッチパッドのON/OFFボタンがキーボードとパッドの間にある。何気に便利そう。
- USBポート -- 2つあるうちの一つはPowered USBという正式ではない拡張規格モノ。専用ケーブルで5V以外に12Vと24Vが供給でき、6Aまで流せるらしい。
- 後部に無線LANのON/OFFスイッチ -- FNキーとかではないのか。
なんていうか、eeepcと比べてなんか割り切りが足らない感じですよね。この値段と大きさにこれだけ詰め込んだのは素晴らしいですが、この重量とバッテリーの持ちならもう少しお金を出して国産の画面が大きなちゃんとした軽量ノートを買ったほうが長く使えそうです。今後発売されるASUSやDellのUMPCに期待でしょうか。