既報ですがWillcomが1x-8xに対応した安価な定額通信プランを発表したようですね。e-mobileやAU、Docomo、IIJの定額通信が続々と開始されて解約が続出しかなりやばそうなWillcomですが、やっとというかなんというか、実質の値下げとなるようです。
- 月額 3880円
- 通信速度 1x-8x (32kbps~800kbps(W-OAM typeG x8の場合))
- 契約 新つなぎ放題 (2年)
- WILLCOM|料金プラン|新つなぎ放題
今までよそに比べて64kbpsで同等価格という、コストパフォーマンス的にはかなり分が悪かったのが少し改善されるようです。
とはいえ、PC等で使うのに便利なCFタイプ、USBタイプはまだ4x(128kbps+α)相当。高速なW-OAM typeG対応機種はありません。また、WillcomはW-OAMやW-OAM typeGの対応エリアを公開していないため、一体どの場所が高速になるのか今ひとつ判然としません。
以前一ヶ月だけ8x(256kbps)を使ったのですが、体感でさほど速くないというものでした。typeGの800kbpsは使ったことないのですが、どうなんでしょう。
Willcomは高速通信には弱いもののエリアはそこそこ広いうえ、実績もあるので何かと便利だとは思うのですが、データ通信はシビアなユーザが多いと思われるので、今後も苦戦が続くでしょうね。
今回の発表で気になったのは、最近多い2年縛り契約な点。この縛り、個人的にかなりうっとうしく感じているのですが、今回の新プランでさえ他社に見劣りするWillcomの場合2年も縛られるんだったらよそに移ってしまおうなんて人が多そうなので逆効果なのではとか思ってしまいます。少なくとも私はそうです。ダブル定額風な1000円台~4000円くらいのキャップ制で使わなかったら安いとかいう契約だとお守り代わりに持っておこうかという気もするのですが。またW-OAM typeGエリアの明確化と対応したCF, USB端末の早期投入も必須でしょうね。
次世代PHSやWiMaxの計画も進めているようですが、W-Zero3も今ひとつだし、長年お世話になってきたWillcomさんともそろそろお別れかなあ。
ついでに書くと、AUのW05Kを年末から使っていますが、Windowsで使う分には高速とはいえないまでもそれなりに使えます。が、Linuxだととてもよく切れる。というより何かのきっかけで通信が停止し、そのまま回復できない様子。シリアルドライバかPCMCIAのドライバをいじれば安定しそうなのですが、まだ原因を特定できずにいます。
使い込んでみるとAUの定額通信は速度が遅く前記の問題のため、正直少しうんざり気味です。Willcomもこんな風だし、AUはお守りに持っておいて、e-mobileかIIJを試してみたいところなのですが、やはり縛りが長くて踏み切れないところです。どこでもネット環境を実現するのにはまだまだ悩みは続きますね。