本日発売になったAUの定額データ通信カードW05Kを速攻でゲットしてきました。早速Ubuntuの入ったノートPCで利用しはじめました。このエントリもW05K経由で書いています。
パッケージを開けると本体とPCカードアダプタと高感度アンテナ、CD-ROM、カードケースが付属しています。AirH"のAX-420Nなどと比べると一回り以上大きくかなり出っ張ります。AirH"のカードは指したままでもカバンに入れたり出来ますが、これはちょっと無理そうです。ちなみにCF Type-IIの厚めのタイプです。
そそくさとパッケージを開けて当然CD-ROMには目もくれず、とりあえず愛用のDELL Lattitude X1でUbuntu 7.10を起動しCFスロットに差し込んでみました。
[ 443.108000] pccard: PCMCIA card inserted into slot 0
[ 443.108000] cs: memory probe 0xdfc00000-0xdfcfffff: excluding 0xdfc00000-0xdfc0ffff 0xdfcf0000-0xdfcfffff
[ 443.116000] pcmcia: registering new device pcmcia0.0
[ 443.636000] 0.0: ttyS0 at I/O 0x3f8 (irq = 3) is a XScale
[ 443.640000] 0.0: ttyS1 at I/O 0x400 (irq = 3) is a XScale
こんな感じでさくっと認識されなぜか2ポート見えます。cu -l で確認したところ/dev/ttyS0は反応なし。ttyS0,ttyS1共にATコマンドに返事を返してきてくれます。(当初は0の反応なかったんですけど、何かのミスだったかも...)
早速iij mioのアカウントと電話番号をセットアップ。少しはまりつつgnome-pppで接続完了。ちなみにATM0,ATL0がエラーとなります。gnome-pppはこれをOFFに出来ないので困りものです。
GUIで使うのをとりあえずあきらめて.wvdial.confに電話番号をセット。/etc/ppp/secretにもユーザとパスを追加。以上で無事接続できるようになりました。
BNRスピードテストでFlashのスピードテストを行ってみました。
1.NTTPC(WebARENA)1: 228.629kbps(0.228Mbps) 28.35kB/sec
2.NTTPC(WebARENA)2: 443.751kbps(0.443Mbps) 54.74kB/sec
推定転送速度: 443.751kbps(0.443Mbps) 54.74kB/sec
使った感じでは固定回線の光やADSL と比べるとやはり遅いですが、 AirH"と比べるとだいぶ速い感じです。ちなみに二回目はかると約540kbpsでした。apt-getしたところ、やはり40-50KB/S程度のようです。まあスペックの3.1Mbpsには全く届きませんが、ちょこちょこwebブラウズした感じではそう悪くありません。短い動画ですがYouTubeも問題なく再生出来ましたが、もう少し速くてもいい気がしますね。
ということで、ちょっとだらっと書きましたが、検討されている方の参考になれば。このW05KはE-Mobileのものと異なり、普通のモデムカードに見えるのでLinuxでも問題なく使えていますし、後はもう少しいろいろな場所でしばらく使ってみてどうかです。結構熱くなっているので消費電力も気になります。特に来週は新幹線に乗るので中で使えるかどうか試してみます。
追記:名古屋を少し出たあたりから新横浜までの区間で使ってみました。途中電波が悪いところではとぎれますし、速度もさほど出ませんでしが、ほとんどずっと使えていました。やはり移動とエリアに関しては最強かもしれません。ただしこのW05Kは消費電力も半端ではないようで、少しへたり気味とはいえ2時間近くもつNotePCのバッテリーが一時間程度で根を上げ出しました。バリバリ使うには大容量バッテリーが必須な感じです。
AirH"もE-MobileやDocomo等にだいぶ食われたようですが、今回がとどめになるかもしれませんね。この調子ではいずれSoftbankもデータ通信定額を始めるでしょうし、E-Mobileもエリアを広げてます。WiMaxも準備されていて、ほんとに使えるどこでもネット環境が整いつつあります。個人的にとてもうれしいです。
後はアドエスをはじめとする出来の悪いWindows Mobile端末しかない超極寒のPDA/スマートフォン事情が良くなってくれれば最高なんですが。