オーストラリアで発電できるジャケットなる面白いものが開発中らしいのでメモ。
これはオーストラリアの国立科学エージェンシーのCSIROという研究所が4.4Mオーストラリアドル(今日のレートは105円)をかけて開発する発電するジャケット。名前はFIED(Flexible Integrated Energy Device)だそうで、来ている人の振動を使ってバッテリーをチャージするそうな。
構造的にはピエゾ素子を肩の部分につけて発電し、服の前後にバッテリーを仕込む構造。最初に考えられている応用は兵士のハイテク装備の電源だそうで、他に携帯電話やiPodなどのMP3プレイヤーの充電だそうです。課題は重量を軽くすること、洗濯とかクリーニングしても耐えれるようにすること、だそうです。
ちょっと思ったのですが、これ、なかなか面白そうなものですよね。人間の動きで出来る振動でどれほどの電力が得られるのかわかりませんが、カーテンに組み込んで発電させるとか、野外に設置したら少しの風でも使えるすごく効率的な風力発電が出来たりしないでしょうか?
メンテナンスも楽で寿命も長そうだし、服に出来るくらいなら光発電より安価に出来るかもしれませんし。また日当たりが悪い場所にも設置できそうだし、環境に与える影響も少なそうだし、高効率なLEDと組み合わせれば常夜灯どころか普通に室内照明とかにも使えたり。