Linux(Ubuntu)ではデフォルト設定だと30回の起動毎にfsckが走ります。安全のためとはいえ結構時間がかかるため、うっとうしい儀式ですよね。これを軽減するというか、シャットダウン時に行うようにするAutoFsckの紹介です。
このスクリプトはUbuntu 7.04用に作られており、デスクトップ重視のUbuntu向けらしくGUIのダイアログで問い合わせもしてくれるようです。
結局のところ、シャットダウン時に行うのでfsckがなくなるわけではありませんが、さあやるぞ!と電源を入れた時や外出先でノートPCを起動する時にfsckが走り出したりすると気をそがれますよね。これを後回しにすることで心穏やかに起動を待つことが出来ます。
逆に、さあ終わるぞ!というときにfsckが走ったりすると、デスクトップでは放置すればいいというものですが、ノートPCだと寂しいことになるかもしれません。ダイアログでコントロールできますが、時々はうっとうしがらずに走らせる方が安全です。
パッケージはaptではありませんが、インストールは非常に簡単です。
- ダウンロード
- tarballを展開
- installスクリプトを実行
特にDesktopでUbuntuを使っている人には結構重宝しそうです。ただしノートPCでは終了時にもfsckされると困る場合もあるので、速く確実に終わりたい場合にはハイバネーションという手もあるかもですね。
それにしても特にUbuntu周りではユーザビリティを向上させるための工夫が日々行われていて、面白いですね。結構知らないものとか痒いところに手を届かせてくれるものが多いです。