Palmの創立者かつHandSpring社でTreoを創り出したホーキンス氏が何か新しいものを発表するらしいですね。アメリカの30日といえばおそらく今夜深夜。楽しみです。
知らない人のために、彼はYシャツのポケットにPalmのモックアップを入れてサイズを決め、"Zen of Palm"といわれるシンプルさを身上とする思想で、安価に提供できるよう発売当時ですらしょぼいと思われるハードウェアに、サクサク動くように1つ数十キロバイト程度のシンプルで機能を絞り込んだアプリケーションを乗せてPalmを作り上げたといわれています。(もちろん彼がコード書いたり図面引いたわけではないでしょうけど)。
- Zen of Palmの話(PalmFanさん)
上の話の要点はとにかく不要なものは削って必要なものだけにシンプルにしましょうという話。KISS(Keep It Simple and Stupid)と同じ系統の思想。少しだけ抜粋すると
- ワンボタンアクセス
- 不明確なアイコンは不必要
- バックパックに荷物を詰めるように製品を定義する
- ほとんどの顧客はほとんどの機能を無視してしまう
- etc..
今だに前面の4つのアプリボタンで電源ON->数秒でアプリ起動というPalmの使い勝手に勝るPDAは見当たらないと思います。バッテリーもCLIEはイマイチだったけど最初に使ったPalmIIIは長いと1ヶ月。最低1~2週間は使えていました。(いやソフト開発中は2-3日も持たなかったっけ笑)
残念ながら似たように不遇な時期を過ごし復活したAppleと違いPalmは既にメインラインを降りて終末を迎えつつありますが、彼の発表に期待している人は多いはず。(特に(元)Palm使いの方々)
個人的に、再びみんながポケットやカバンをさらに膨れさせたくなるような素晴らしい製品をお待ちしております。