先日CodeGear社(Borlandより分社)がDelphi for Rubyを発表したかと思えば、今度はSunがNetBeans Ruby PackなるIDEを発表し、eclipseもLLに対応したプロジェクト(当初はTCLらしいが)を立ち上げ。
またjruby(rubyをjavaで作ったもの)の0.98が発表されWebによるとI/O性能が劇的に向上し、"Ruby on Rails"のunitテストの98%が通るそうです。
以前のRubyは(失礼ですが)好き者が集まっていろいろやっているというイメージでしたが、最近では裾野が広がると同時に海外の開発者が増えてきて活気付いています。
Rubyの持つ動的で高度な能力がwebやxmlなどの利用において必要とされる機能に非常にマッチしていることが評価され、実用とされるようになってきた、という感じでしょうか。もともと動的な言語は実験的なソフトをプロトタイピングするのにかなり向いています。plaggerなんかは最初見たときあれrubyじゃないの?と思ったくらいです。(最近praggerなるクローンができましたが)。これからもますます楽しげなソフトが増えそうです。
僕の中の実用度はJava/php>perl>python>rubyという位置づけでした。分野にもよりますが近い将来pythonと並び追い越すのではないかなあと漠然と考えたりします。Linuxのインストーラがrubyで書かれる日は来るでしょうか。
使い勝手の面でもgem(ライブラリの管理システム)のライブラリが充実していて、ソフトの導入もかなり楽です。
課題としては速度の向上が上げられそうですが、jit/aot化(YARV/Rite)の作業も行われているようで期待できるかもしれません。というよりおそらくこれからの最重要課題でしょうね。
というわけで、勝手に熱くしてしまっていますが、日本発で最も成功している言語(ですよね)なだけに更なる普及を願っております。
と書いておいて僕は何年か前にスクリプト書いたり、tiki(rubyのwiki)やrdocを使ったりもしていたのですが、結局仕事でテキスト/データ処理させるのはperlが多いですし、web周りをいじるときはphpなんていう軟弱モノです。忘れた頃にまた使ったりしてるので一向に進歩がありません(笑
で、現在また波がきて再入門的にぽちぽちとスクリプト書いたりrailsで遊んだりしてるところです。
これからの方、僕と同じように再入門な方、rubyの今後の方向性も将来性も固まってきました。一度遊んでみませんか?