4GバイトのHDD内蔵タイプのヘビークラスのPalm LifeDriveの生産・販売が終了のようです。
Flashメモリがこれだけ安く大容量になった今となっては4GのHDDといわれてもピンとはきませんが、当時はそれなりな容量だったのですね。PalmOSのスケーラビリティからいくと現行の小型HDDの数十GBは荷が重い気がしますしね。製品寿命としては妥当かもしれません。
最近のPalmは携帯電話treoシリーズはそれなりに販売しているようですが純PDAとしてのPalmは新製品が発売されていません。出荷台数の推移を世界的にみてもSmartPhoneは増えていますが、純PDAがどんどん減っていってます。 *[2/8 訂正]ITProによると世界的には2006年の純PDAの伸びは18.4%もあるそうです。うちPalmはわずか11.1%。2004年までは確かに落ち込んでいましたが2005, 2006年と純PDAも売れているようです。ただし国内は2002年から連続2桁の減少だそうです。
しかし実用性からいくとSmartPhoneは画面が小さすぎます。日本でW-Zero3が大人気となったことからも、PDAが欲しいというニーズは一定数は必ずあると思います。もちろん動画やWeb、ゲームなどが大きな画面で使えるというのは人気の大きな要素でしょうけど、予定帳、アドレス帳、ToDo、メモというほんとに基本な機能がサクサク動いてささっとメモとか予定を入れることが出来るPDAも必要なんですよね。
デジタルなガジェットとしてdocomoやsoftbankのhTc社製のSmartPhoneはかなり気になりますし、W-Zero3も欲しいなと思います。が、白黒のしょぼい画面で当時としてもかなり遅いはずのハードなのにスペックから考えられないくらい小気味良く動いて、電池もしっかりもつ。しかもプログラマブル。余計な機能を削ぎ落として実用性を重視した設計。最初にPalmを触ったときに味わったドキドキ感を感じるモノにまた出会いたいものです。
食傷気味な言葉を使って申し訳ないのですがPalmは紙の手帳をデジタル化しようという"PDA 1.0"を切り開いた画期的な製品でした。でも"PDA 2.0"というものがあるのならば?今のWindows Mobile搭載製品やSmartPhoneとはもちろん違う。ましてやUMPCでもない。"PDA 2.0"というムーブメントはコモディティ化したPC、携帯電話、iPod、インターネットを基盤とした、"オープン"で"接続性が高く" "リアルタイム"で"協調性が高い"、そしてなによりユーザーにとってシンプルなモノとして現れてくるのではないでしょうか。
む、それってDS Lite!?