この間フリーになったVMware Serverを入れてみました。
Athlon 64 3000+で64bit環境、1GメモリなFedora Core4マシンです。
VMware Workstationが入っているとインストールできないので
アンインストール後rpmでインストール。
Linux版とWindows版の管理コンソールをインストールして
つないでみると、Workstationライクな画面が起動。
VMware 5.5.1で作ったVMを起動して
手持ちにいくつかあるVMを起動してみると
Ubuntuがなぜかうまく動作しませんでしたが、
Fedora Core 3と5, Windows 2000 Proは問題なく動作しました。
さすがにホストOS+3つOSを同時に起動すると重くなりますが
2つくらいまでなら十分実用的な速度で動作します。
今までの経験上VMwareの性能はメモリ、ディスク、CPUの3つの順で
重要です。特にメモリが少ないとCPUがいくら速くてもダメですし
ディスクが遅いとかなりストレスになります。
CPUはもちろん重要ですが100%とはいわないまでも
これに応じた性能は出ます。
メモリ割り当て256MBだと1VM当たり300MB程度メモリを食うので
メモリ1G程度だと2つまでが妥当でしょうか。
XなしLinuxならもう少しいけそうです。
ローカルでVMware console経由で使うとWorkstationより
少し遅い感じですが全く実用範囲内です。
Playerと違い新しいVMもつくれるし
スナップショットも1つだけなら作成できます。
高度なスナップショットの必要性がない人はこれで十分な感じがします。
少し気になったのはリモートで使っているときに
マウスカーソルが出入りする際にもたつく点と
VMのサスペンドは普通な速度ですが
復帰がかなり遅かった点です。
面白いのはデーモンでVMwareが動作するので
ホスト側はXなしで動いていても問題ないところと
同じVMに複数接続も出来るところで
VNCの共有接続のような感じで仮想マシンを操作できます。
今では3Gクラスのマシンは数万円、
DualCoreのマシンでも10万円も出せば買え
CPUパワーを余らせるのは簡単です。
すぐに動作可能なLinuxベースのディスクイメージは
あちこちからダウンロードできますし
Winな方はLinuxの勉強などにいかがでしょうか?
またOSをあわせてコンパイルクラスタにしたり
エンコードクラスタなどもWindowsマシンも参加させたり
構築しやすくなりますね。
またOS環境に大きな変更が必要なサーバソフトのインストールや
テストなどにも作業環境に手を加えることなく
手軽に使えてかなり便利そうです。
それにしても素晴らしい製品なのはいいのですが
VMwareはこれからどうやって食べていくのだろうか?