ClieのTCPMPで見るための動画を作成するため
Fedora Core4にHandBrakeをインストールしてみました。
これはリッピングとdivxやh.264への変換を同時にやってくれるソフトで
もともとBeOS向けに作成され、現在ではMac向けで有名みたいです。
Linux向けはソース配布なのでtar ballを展開し、
configureしてjamを起動すると必要なものをダウンロードしてきて
全部コンパイルしてくれます。
Linux向けのGUIはほったらかされている?ようで
HBTestというコマンドラインのアプリケーションができます。
このソフトのいいところはdvdripと違って
リッピングと変換を同時にやってくれるところで
余計なファイルができず、余計な設定もないため使いやすいところです。
dvdripは結構途中で止まったり変換に失敗したりするのですが、
HandBrakeは今のところ安定して動作しています。
まあ、まだ使いはじめなので評価できません。
また何故かこれで作成したAVIはTCPMP 0.71ではうまく見れませんでした。
フォーマットをmp4にするとうまく再生されました。
少し調整した結果、
ビデオはffmpeg, デインターレース設定、サイズは360x200で15fpsに、
オーディオをfaad, 96kbps, 22050Hzにして
ターゲットサイズを256MB位、フォーマットはmp4にして変換。
見積りの表示によると200-300kbps程度になるようです。
さすがにCLIEで見ても少し荒いですが日本語字幕もちゃんと読めますし
流し見程度なら問題なさそうです。
変換速度は比較対象がないので速いのかどうかはわかりませんが
Athlon64 3000+ 64bitのfedora core 4環境で35-50fps程度のようです。
この速度なら1パスで実時間の半分くらい。2パスでも実時間程度で変換できます。
携帯電話でも動画再生を少しやってみましたが、
確かに再生はされるものの、さすがに画面が小さすぎて
まともに見れるものはありませんでしたが
これなら十分実用的といえそうです。
またより画質の綺麗そうなH.264もエンコードできPCやLinuxでは再生OKですが
TCPMPで見てみたところどうもうまく再生できませんでした。
WindowsのDVDxで作成したものも試してみましたが似たり寄ったりでダメでした。