先日からAirH"を復活させちょこちょこ使っていますが
どうもプロバイダによって動作が違うように感じます。
一般プロバイダとWillcomのPRINではPRINの方が
かなり通信が安定しているように感じます。
メガプラスという圧縮プロクシーサービスも使っているのですが
こいつは通信状況が悪いとプロクシーと切断されてしまい
圧縮してくれなくなるのですが、PRIN経由だとなかなか切れない。
AirH"特有のパケットの停止状態もあまり発生しない。
なにが違うのかな?と考えてみたのですが
PRINは先日からW-TCPが使えるようになったとのこと。
要はW-TCPで話ができるゲートウェイが挟まったということでしょう。
確かに効果があるようで安定しています。
ところが残念なことにPRINはキャップ1500円の従量制です。
私の契約しているプロバイダは定額制なので出来るならあまり使いたくありません。
で、W-TCPとは?そしてサポートはどうなっているのかな?と思い少し調べてみました。
@ITの記事によるとW-TCPとは
結局RFC2757, RFC1323, RFC2414, RFC2018などの
機能を生かしてやればOKってことみたいですね。
全部読んでいませんがRFC3481に記述がありますね。
Willcomが強調する一部だけ再送というSACKはRFC2018みたいです。
んで調べてみました。
OS別TCP機能比較
手元のマシンではどうか調べてみると
Fedora Core4では/procからみるとSACK, WindowScaling, Timestamp全てONでした。
WindowsXPをregeditで覗くとWindow ScalingとTimestampがONではなさげなので
HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Tcpip\Parametersに
Tcp1323Opts="1" (DWORD) 値は1か3で多分3の方がいいかも。
SackOpts="1" (DWORD)はデフォルトみたいですね。
というわけで少なくともパケット通信で効果のありそうなSACKはLinux/WindowsともにONです。
RFC1323も結構多くのサーバでは使えるでしょう。
結局TCPってend-to-endなわけで、サーバがSACKに対応していれば
問題ないような感じですね。
ではPRINが安定しているのはなぜだろう?W-TCPゲートウェイ?
FOMAのW-TCP設定ソフトでAirH"のプロバイダ接続のW-TCP設定をONにしたのですが
安定したような気がします。
これはプラシーボ効果なのか?たまたまなのか?
FOMAのW-TCP設定ソフトは何をやってるんだろう?
単にWindowScalingやTimestampをONにしているだけなのだろうか?
初期のウィンドウサイズを大きくしているのだろうか?
他にもなにかあるのだろうか?
謎を残しつつ今日は寝ます。