UbuntuのインストールCDをUSBスティックからブートしてインストールするチュートリアルがあったのでメモ。
念のために書いておくと、USBメモリに普通に使えるOSをインストールしようというものではなく、あくまでCD-ROMの代わりにインストールディスクをインストールする話です。
これによってCD-ROMがついていないノートPCやなんらかの事情があってもインストール出来ます。また私のところでもそうなのですが、ほとんど使わないような無駄なCDやDVDを焼かなくてもインストールできるので結構便利そうです。というか、今後はこのUSBスティック経由インストールはメジャーな選択肢の一つになるのではないかと思ったりします。WubiやUnetbootinなんかとはまた違った便利さがありそうです。
実際eeeXubuntuにはmkusbinstall.shというスクリプトがありインストール用USBメモリが簡単に作れて便利でした。これを手動で行う際の手順。知っておいて損はなさそうです。
基本的なやり方としてはsyslinuxを使ってUSBスティックからブート出来るようにして、そこにISOを入れておこうというもの。ここではUbuntuですが基本的な手順はほかのLinuxディストリビューションでも同じでいけると思います。
詳細はubuntu geekさんを読んでもらうとして簡単に手順を紹介すると
- 必要なもの
Ubuntuの走るマシン
USBスティック(FAT32でフォーマット)
UbuntuのインストールCD - rootディレクトリにinstallという名前のディレクトリを作りvmlinuxとinitrd.gzをコピー
- インストールCDの中のisolinuxディレクトリをUSBスティックのトップにコピー
- isolinuxディレクトリをsyslinuxと名前を変える。
- 同じくsyslinux(元isolinux)の中のisolinux.cfgファイルをsyslinux.cfgという名前にする
- fdiskでUSBをブート可能にする
- syslinuxをインストールする。
sudo syslinux /dev/sdb1 - isoファイルをUSBスティックにコピーする
だそうです。空いているUSBスティックがなくてまだ試していなくてすいません。
秋葉原ではGB単価が500円ほどになっているMicroSDや余っているMiniSDなどを何枚か用意して安くてコンパクトなカードリーダを使えば複数のインストールディスクが簡単に作れて便利かもです。