AppleのSafariで採用されているレンダリングエンジンwebkitをベースにした軽いブラウザmidoriを久しぶりに使ってみたところ意外に使えそうだったのでメモ。以前に使ったときには実用的ではない感じでしたが、今回ふと触った感じではブラウジングだけに限ればなんとか使えそうな印象。
インストール
Ubuntu Geekの記事を参考にリポジトリを追加。apt-getしてinstall midoriでOK
使い方
メニューから[アプリケーション]->[インターネット]->Midori Web Browserで。
使用感
拡張機能をだいぶ入れているfirefoxと比べるのは酷ですが、かなりさくっと起動。起動直後のリソース消費は60MB程度。 デフォルトはgoogleがトップページですが、普通に日本語で表示されます。
動作も比較的スムーズでブラウズするだけなら特に問題はなさそうです。リソースの厳しいマシンにいいのではないでしょうか。
GUIの設定はかなりの部分がdimmになっていていじれませんが、少なくともproxyは環境変数のhttp_proxyを設定すればOKでした。
問題
日本語入力を行おうとすると、ATOKではインラインでの変換が出来ませんでした。設定などをいじればいけそうな感じはしますが、あまりつっこまないことに。実は最初このエントリを書こうと思ったのですが、途中で落ちてしまいました。また閲覧した一部のページで表示崩れがありました。
上記リポジトリを入れるとmidoriだけではなくwebkitがsvnのバージョンに置き換わります。おかげでepiphany-webkitが立ち上がらなくなるようです。
感想など
acid3を早くも通過したり、消費リソースが比較的少ない等Mac/iPhone絡みで何かと評判の上がってきているsafari/webkitベースのブラウザですが、少なくともまだmidoriは熟成が必要そうです。epiphany-webkitとどちらがいいか微妙な感じでしょうか。
現状でも安定さえすれば起動が速く、リソース消費が少ないのでドキュメントビューアには結構いけそうな気がします。ただfirefox3は出来を見る限り速度だけでは利点にはならない感じ。大量にタブを開いたときのメモリ消費とかはまだわかりません。とりあえずiPhone/ipod touch向けのページを作る際の確認用なんかにはいいかもしれません。