無線LAN機能を内蔵したSDメモリカードのEye-Fiなる製品があるようで、なかなか楽しそうなのでメモ。
Engadgetによると、このカードはSDIOではなくただのSDメモリカードとして見えるそうで、PC経由で設定しておくと、FlickrやPicasa、Facebook、typepad等、写真共有サイトとblogに写真を投稿できるそうです。
SDカードというのがサイズ的に微妙ですが、これがmini SD、micro SDサイズになれば現行の携帯電話にもさすことが出来ます。あくまでストレージなので自由な通信というわけには行かないでしょうが、ファイルだけでもPCと同期とかが出来るならデジカメだけではなく携帯電話、スマートフォン、PDA等の機器類がつながってデータ交換やバックアップが出来ますね。
サーバ機能も使えるなら、最近多いSDカードスロット内蔵のオーディオやプリンタなどいろいろな機器を無線LAN対応に出来るかもしれません。
またノートPCでもワークエリアをこのEye-WiのSDカードにしておけばOSに関係なく常時同期とかバックアップが出来るとか、フラッシュメモリをネットワークストレージのキャッシュとして使うことでSDカードに内蔵しているメモリ以上の巨大なサイズに見せかけるなんてことも出来るかもしれません。むむ、どこかでそういうのを見かけたような。
ちなみに705NK(Nokia N73)にはNokia PC SuiteとbluetoothでペアリングさせたPCの圏内に入ると自動同期なんていう技が出来て結構面白いのですが、同じような機能が普通の機器やデジカメだけで出来るのがミソですね。
なかなか妄想が広がる感じのEye-Fiですが、SDカードサイズなので、今となってはつながる機器がかなり制限されてしまいます。サイズ的にとっても苦しいとは思いますが、将来的にmini/micro/xSDサイズに小型化するとか、Bluetooth化するとか、内部にあるであろうプロセッサをプログラミングできたりしたら、もっと面白そうですね。