何気なく見過ごしていたこの記事ですが、なんと議員と議員秘書が使うPCにUbuntu Linuxを採用するとのこと。少し驚きました。Firefox, OpenOffice, ThunderBirdをインストールするとのことです。
確かに現在私もデスクトップの一つとしてUbuntuを使っており、その出来には満足していますが、携帯電話のメールが使えるようになるのにどれだけ時間がかかったことかを考えると自分の父親や母親に使わせようとは思いません。 もちろんフランス議会議員と自分の両親を比較するわけではありませんし、個人差はあると思いますが、年齢的にそこそこ高い年齢層にはWindowsはもちろんMacですら難しいと思われます。
Ubuntu Linuxの採用に踏み切ったフランス議会では当然なんらかのカスタマイズを施すと思うのですが、是非ともそのノウハウを公開してもらいたいものです。単に言語をフランス語にしてメニューのカスタマイズやデスクトップにアイコン配置だけですむのでしょうかね?
もちろんWindowsに慣れた層にも食わず嫌いというか先入観や未経験なだけで使うのを渋る人が多いため、使って見れば意外に問題ないってことはすぐわかると思います。要は慣れの問題なんですよね。もちろんやりたいことがやれるかどうかというのが重要なので、ゲームや特定のアプリが使いたい向きにはWindowsがいいんでしょうけど。
結果的にアプリケーションに引っ張られてOSを選択することになると思うんですが、個人的にはLinuxでもWindowsでも似たようなソフトを使っていて、どうしてもっていうのがWord/Excelと、後は仕事でのツール類(開発環境)なんですよね。最近では開発ツールもLinux版があったりするので最後はWord/Excelてことに。OpenOfficeでは文書閲覧、単純な文章書きや下書きには良くても清書は避けた方がいい感じなので。
ただ家庭で使う用途でしたら、かなりいける状況になっていると思います。Google Appsをはじめとして使えるWebアプリも増えてきているし、後は年賀状ソフトが充実したら完結できるかも笑
年賀状嫌いな自分が言うのもなんですが、Web2.0的年賀状印刷アプリがあったらマジでヒットしそうな予感。有料で印刷して投函までしてくれるとか家まで発送してくれるとか。もうすでにあるのかな?無ければこのアイデアどなたか買いませんか笑
#追記:本文と関係ないのでなんですが、すでに似たようなサービスをセブンイレブンが去年から始めてるようです。いっそ暑中見舞い、クリスマス、慶弔関係やほんとに一枚からでも出せるサービスならどうでしょう
ということで最初の話題に戻ると、日本でも議会とか地方自治体でどんどんLinuxを採用してもらって、そのカスタマイズのノウハウやアプリを上流にフィードバック・公開して、高齢者や一般向けのユーザビリティ向上に寄与してもらうのがいいかもしれませんね。