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Athlon64マシン/VMware Serverへのサーバ移行

当サーバをテスト的にAthlon 64のマシンに移行しました。

HDDをほぼそのまま、OSもそのままに近い状態でVMware Server上の仮想マシンで運用中です。移行自体は思いのほか楽でした。VMware Serverいいですね。

ハード構成
余りパーツをかき集めたShuttle SN21G5/Athlon64 3200+/Mem 1G/HDD 2.5inch 40GBと元サーバのHDD 2.5inch 60GBという構成のPCです。残念ながらCPUはSocket 939なのでAMD-Vは入っていません。

移行手順
まずはUbuntu 6.06 LTS (Dapper) ServerのAMD64版をインストール。
追加でopenssh-serverやVMwareのためのパッケージをもろもろ導入。
元のサーバVIA C3 600Mhzで使っていたHDDを接続し、 VMware Serverを動かしてそのHDDを全使用する構成のVMを作成します。
起動時にKudzuが新しいChipやらのセットアップと古い構成のデバイスのRemovalを報告してきます。適当に終わらせると 無事VMware上で今まで動作していたサーバが稼動しはじめました。
Linuxはハードウェアさえちゃんと認識してくれれば移行が簡単です。

少しはまった
当初SN21G5にはIDEが一本しかないため玄人指向のIDE-SATA変換を使って旧HDDを使おうとしたのですがマウントしてファイル操作は出来るもののVMwareでもネイティブでもうまくブートしませんでした。またHDDもSCSIとしてしか認識させれません(これは当たり前か...?)
仕方がないのでIDEのスレーブに接続し、無事ブートさせることが出来ました。

あとUbuntuの64bitシステム上でVMware Serverを動かすには32bit用のライブラリ(ia32-libs)などが必要です。

移行の動機
そんなにアクセスのあるサーバでもないし、C3よりだいぶ電気を食いそうですし、静かとはいえファンがついているので、出来ればC3サーバを使い続けたいのですが、どうにもMTの速度に耐えれません。

またサーバのOSはFedora Core3なのですが、Fedora Legacy終了予定となり将来的なサポートに不安があること、FC6のバージョンアップが激しすぎること、Ubuntuの5年サポートも悪くないかもと思ったり。やはり2-3年はサポート続いて欲しいですねえ。。。

あと興味としてVMware ServerやXenなどの仮想サーバがどれくらい長期運用に耐えることが出来るものなのか試したいというのもあります。

もろもろが重なってちょうどいい機会なのでざくっとやってみました。

お金があればIntel Core2のモバイルCPUかAMD-VのあるAthlon 64の35W版あたりを使いたいですねー。私的に仮想化の本命と思っているLinuxカーネルのKVMに興味が惹かれますしね。

感想など
で、この記事が最初の記事です。仮想マシンな上に2.5inch HDDなのですが、元が遅かったためレスポンスがかなり向上、従来5分以上かかっていた記事200件ちょっとの再構築が1分以内に終了するようになりました。

VMwareはデスクトップ用途に長年使っていますが、サーバ運用に使うのは初めてです。数ヶ月別マシンでプライベートなサーバとして使ってみて安定していたので移行を決定しました。
ディスクの読み書きがネックとなりますので専用HDDやパーティションを用意してPersistantに設定すると体感できるくらいオーバヘッドが減り、それほど遅く感じません。

またVM一つ当たり実マシンの場合の20-30%増しのメモリが必要になるので1GBのマシンだと、うちのような小規模なLAMPサーバでもホスト+1~2VM程度までがなんとか実用範囲という感じです。メモリ2Gなら3~4くらいまででしょうか。

今後この構成で安定するようなら、もう一つVMを立ち上げて現行のサーバからぼちぼちとデータの移行などを進めて行こうかなどと考えています。全てホスト上で動かせば64bitなことも含めてもう少し速くなりそうですが、やはりVMだと運用の幅が広がり実験的なサーバを楽に立てることが出来ますしね。

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2007年01月06日 01:27に投稿されたエントリーのページです。

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