震災復興支援で半額になっていたので、いい機会と日本のオライリーからeBookを買ってみました。一時は130時間待ちとかになっていて一日経過した今日(3/28)も未だにダウンロードリンクの処理が続いているようで人気のほどが窺えます。
買ったのはAndroidとiOS関係の本等合計3冊。うち一冊は元々eBookで買おうと思っていたのに本屋さんでつい買ってしまったものの買い直し。少ないながら多少なりとも被災地の方の助けにもなるでしょうか。
オライリーのeBookはファイルサイズも小さいしファイル形式はPDFで対応デバイスが多くデバイスへのコピーなどの制限も緩いとなかなか良いのですけど、気になったのは...
- TOC(目次)とそのリンクがない
- 電子ブックリーダー(iPad)等で読むために上下左右の余白を詰めて欲しい
- 当然かもしれないがEncryptされていて、印刷やテキストコピーが出来ない
- 同様にメモを追加したりも出来ない
- サンプルコードへのリンクが欲しい
先頭に書いたTOCに関しては今後購入するかどうかを決める位重要な項目ではないでしょうか。 3,4はPDFの制限もあるしコピー防止のために仕方がないと思うのですが、内容を後でいじれないのでなおさら1のTOCがないことが不満です。本国ではどうなのだろうと思いフリーのものを落としてみて見てみるとちゃんとTOCが入っています。
特に技術書は最初から通読するという使い方より、欲しいところをランダムアクセス的に読むことが多いもの。リファレンス等はTOCがないと使い物にならないと言っても過言ではありません。
オライリーの技術書は内容的には折り紙付きです。私も紙のを結構買っています。ということで、オライリーさん。お手間とは思いますが是非ともTOC付きにして下さいませ。 (出来れば現在のユーザにもアップデートを...)
また電子ブックリーダで読むことを考慮して紙の組版そのままではなく上下左右の余白部分を削るなどの考慮を是非お願いします。10インチ程度の画面で読むのに余白に無駄なスペースを取られるのはもったいないので極力減らして頂ければうれしいです。
と、半額で買っておいての注文で申し訳ないですが、今後も買いたいからこそと思って頂ければ。
しかし、今回のオライリーのパンクはやはり内容のしっかりした技術系(特にIT関連か)の電子書籍のニーズが相当高いことを見事に証明したのではないでしょうか。既存の流通システム的にいろいろしがらみはあるでしょうが、値頃感さえ出れば売れるってことですよね。これをきっかけに各社さんもより安価にご提供頂ければと。(電子書籍の方が高いとかいう訳のわからん所もありますが...)
最後にもう一つ、これはオライリーさんとは関係ないのですが、既に絶版になったような古い書籍を電子化して販売してもらえないもんでしょうかね。 ロングテールってことで少しの手間で需要掘り起こしになると思うのですが。