UbuntuのNetbook Remix(以下UNR)ではmaximusという強制全画面化を行うソフトが入っています。これは画面の狭いNetbookでは重宝しますし、好みではあると思いますが個人的には悪くはありません。が、中には相性の悪いソフトもあり、起動したりWindowを開いたところでアプリが落ちたりします。これに対処するためのメモです。
抜本的にmaximusを止めてしまうという方法と、maximusに個別アプリを登録するという二つの方法があります。
- maximusを止める
アンインストールしてしまうとか、起動を止めてしまうのも手だと思いますが、もう少し別な手で。
- gconf-editorを起動
- "/apps/maximus"を選ぶ
- no_maximizeにチェックを入れる
- 特定アプリだけ最大化を止める
maximusの最大化除外リストにWindow Classを登録するとそのクラスに属するWindowは自動で最大化されなくなります。
- 1の方法でmaximusを一時停止します
- 落ちてしまうソフトを起動
- ターミナルから"sleep 3; xprop"
- 落ちるソフトを急いで全面に出す
- カーソルが十字になったら落ちると思われるwindowをクリック
- xpropの出力にある"WM_CLASS"から適当にアプリ名に似たものとかを覚えておく
- gconf-editorで"/apps/maximus"の"exclude_class"をクリックし上で調べたクラスを追加
- no_maximizeのチェックを外す
- アプリを再起動してみて動作確認
以上でexclude_classに入れたWindowは最大化されなくなるはずです。
例) CGoban(碁盤/囲碁ソフトフロントエンド)を例にとるとxpropで調べてみるとWindowは"CGoban"というクラスに属することが分かりますので"exclude_class"にこれを追加するとOKです。
当初はTotemしか登録されていませんでした。今後のリストの拡充またはアプリのmaximusへの対応が進むことを望みます。