定期的にいい感じでリリースを続けているUbuntu。次期バージョンは現在アルファ中で4月リリース予定の9.04ですが、既に次の9.10がコアラになるという話がわいてきたようなのでメモ。
なんていうか、アートワークが想像できませんね。いつものオレンジ色のバックの中にアーティスティックなコアラがたたずむのでしょうか(笑
で、機能としての目玉はamazon ec2を使ったオープンソースでのフロントエンドを揃えてクラウドコンピューティングを強化するとのこと。どういう風に使うのか具体的には調べてないのでわかりません。すいません。
注目なのはAmazon EC2とAPIで互換な自前のクラウドを作成するためのプロジェクトEucalyptusの成果を取り入れるようで、よりサーバへのアプローチが見えます。ぶっちゃけると金になるサーバと組み込みへ力を入れたいのでしょうね。
このサーバへの取り組みがうまく行くと現行のリリーススケジュールの見直しなんて言うのも必要になるのかな?と思ってみたり。デスクトップでは6ヶ月ごとのリリースはまあまあ問題ありませんが、サーバとして使うならLTS並の長期サポートが必要になります。が、現状のLTSでは残念ながら積極的な新機能の追加は行わないことになっていますので導入したら当分古いソフトを使い続けないといけなくなってしまいます。これでは変化の激しいWebアプリ関係には魅力に欠けてしまいます。いずれ長期にわたり最新版との互換性を持ちつつリリースを行うようなサイクルが必要になるのでは。とりあえずどんな風にまとめてくるのか楽しみです。
またせっかく伸びているUbuntuなのでMIDよりもっと小さな機器組み込み分野へのアプローチが欲しいですね。私の本業なのですがリアルタイム&GUIでオープンなLinuxへの要求は非常に高いと思うのですが、なかなかいいのがなく商用Linuxを導入するというのが現状です。 是非Canonicalにチャレンジして欲しいものです。その際には私もユーザサイドではなうデベロッパとしてアプローチしたいと思ったりします。