少しチェックしていない間にEeeUserのwikiのHardyの使いこなし情報がすごい進歩をしていますね。もはやSDカードがらみのサスペンド以外ほぼ完璧に近い感じ。特に気を惹かれたのはこのCPUの動的スケーリングが動いているという部分。ASUS EEEPCはCeleron M353というDothanベースのCPUが搭載されており、SpeedStepは省略されているのですが、見事に外部でCPUクロック変更を動的に行えるようになります。
Ubuntu 8.04 (Hardy Heron) on the Asus Eee PC [EeeUser Eee PC Wiki]
の中の
http://wiki.eeeuser.com/getting_ubuntu_8.04_to_work_perfectly#enabling_processor_scaling
やってることは簡単です。
詳細は上のリンクを見ていただくとして、ざくっと書くと
powernowdをapt-getでアンインストール。cpufrequtilsとsysfsutilsをインストール。
modprobeでp4_clockmodをロード。
あとは/etc/sysfs.confに一行追加したり、modprobe.confにモジュールを追加。
その後、echoでごちゃごちゃ書いてありますが、要するに以下の二つのファイルを作成してバッテリーやAC動作時の設定をかえるようにします。作成したらそれぞれ実行権を与えます。
ファイル:/etc/acpi/ac.d/90-cpufreq.sh
#!/bin/sh'
/usr/bin/cpufreq-selector -g performance
ファイル:/etc/acpi/battery.d/90-cpufreq.sh
#!/bin/sh
/usr/bin/cpufreq-selector -g ondemand
で、リブート。以上で負荷に応じてCPUクロックが動的に変動するようになります。
ondemandでの反応は結構速いですが、いかんせん最低クロックが低過ぎてもっさりするので上のwikiにあるように最低337Mhz程度にするのがおすすめです。また上限も/etc/sysfs.confに
devices/system/cpu/cpu0/cpufreq/scaling_max_freq = 667000
などと追加すればOKです。
バッテリーの持ちはまだ試していませんが、ブラウザやメーラだと少し速めにした方が精神衛生上いいと思います。テキストベースのメモなどなら十分仕える感じ。少しでも長く使えると思えば有効かもしれません。
このwikiにはセットアップスクリプトや他にも多くの情報があるのでeeepcユーザ必見ですね。