先日X向けグラフィックドライバの性能向上を果たし、オープン化も発表したAMDですが、GPUの技術情報をNDA(守秘契約)なしで公開するとのこと。2Dはすぐにでも、3Dは少し後に公開されるとのこと。
これは、守秘契約を結んだデベロッパーだけが開発に参加できるのではなく、広く一般に開発を求めるという方針のようですね。誰でも自由にGPUの仕様を見ることが出来るようになりそうです。
比較的新しい世代のGPUからサポートしていく予定らしいです。これでAMD(Radeon)を使ったXのパフォーマンスの向上がありそうですね。
追記:9/12ドキュメントが公開されたようです。900ページ強。軽々しくは読めませんな。
個人的に気になるのはGPUのもつ強力な演算機能がどこまで使えるのかな?ということ。これを使えばavivoのように動画や音楽のエンコード・デコードがが劇的に高速化されるわけで、オープンになることで現在avivoが対応していないフォーマットの変換にも使えるかもしれません。
実はGPGPU周りがどうなっているのか、全く不勉強なのですが、GIMPでの画像処理や、compiz-fusionのような重いエフェクトもGPUに任せることが出来るかもしれません。他にもデータの暗号化とか?jpegなどの画像のデコードにも使えるなら、CPUからはjpegなんかを圧縮したままGPUに送ったり出来るのかな?CPUが橋渡しをしてクラスタリングすることで、より大規模な演算ができるとか。
いろいろ想像が膨らみますが、以前より開発ツールが発表されており、医療などの画像処理分野では既に実用化されています。この公開でもっと広く安価なナンバークランチャーとして応用できるかもしれませんね。(関係ないかな?)
#個人的にはこれでコンパイルが速くなったりしたらうれしいのですが笑