Unix系OSはsun3から使いはじめて、Linuxはわずか7年しか使っていない私がにわかユーザかどうかは置いておいて、頂いたTBはあえて公開しないが反論だけしておく。独り言と思って頂きたい。
- Linuxは金儲けと結びついた故に発展している。
商業的な利用価値がなければここまでの発展はなかった。また、それを許容する土壌があり、GPLが認められたが故に発展した。でないとOSの出来はBSD系の方がよほど良かった。
UbuntuのCanonicalが何で食ってるか知らないが、儲けないとやってけないわけ。MozillaもタダでFirefox作ってるわけじゃない。ほとんどあらゆる物が金に結びつかずして発展はない。
- 'Linux' がカーネルをさしていた時期はもうとっくに過去のもの
今やディストリビューションもGUIもカーネルも全部込みで一般名詞化しているワケだ。GUIまでも含んだものをOSと呼ぶか?などという議論と同じである。実際話ししにくいからそんでいい。(でないとLinuxユーザなんて言い方自体おかしいでしょ?)
- Linuxは軽いか?
カーネル自体は確かに軽い。CUIで使うならとても軽い。でもGUIも含めて考えるとディスプレィドライバの最適化、種類においてはメーカサポートの厚い商用OSにかなうべくもない。最近はましだがXはもともとあんまり速くない。今でもGUI込みだとWindowsXPなんかの方が軽いかもしれない。
使うアプリが似通っているため重さは最低でも同程度である。軽いという幻想を流布するのは間違い。
ちなみにいろんなパーツをいくら軽くしても私的にはFirefoxとThunderbirdという必須アプリを起動した時点で一緒。古いマシンなら多少メモリの制約が減る程度か。従って最近では私は余り軽くすることにこだわらない。(やらないというわけではない)
- 一般ユーザが増えないと発展はない
金にも絡む話だが、エコシステムの重要な要素である一般ユーザが増えないことには発展はない。EyeCandy満載なCompizなんかはいいネタだ。もっと紹介してもいいくらい。ユーザビリティ重視
ちなみに私は組み込み屋なのでLinuxが収入の一部になってることも書いとく。カーネルもいじるしbootloaderもドライバも作るしユーザランドもコンパイラから構築する(まあこんなのは組み込みLinux屋なら普通なことだが)。あと個人的にMIPSのディストリもどきもつくってた。ディストリビューションまとめるのは大変なのは理解する。
追記すると、個人的にやはりUnix系のOSが好きなので、その一般への普及に最も近いLinuxを応援するし、自分も使っている。 一人でも多くの人に使っていただけたら商売抜きでうれしいし、よりよいコンピューティングの世界になっていくんではないかと期待している。
まあうちのようなへぼい内容のブログとか手抜きエントリーへのお叱りということなら甘んじて受けておくが。
以上。