少し驚いたのですが、米国でのiTunesの販売額がアマゾンを抜いたそうです。
米国内音楽販売の約10%ものシェアだそうです。DRMフリー販売といい、何かと話題をまいてきましたが、音楽のネット販売がかなり本格的に普及に入ってきていることを感じますね。かつて音楽のメディアがレコードからCDに移行したときのような、ドラスティックな変化が起こりつつある感です。
いずれ時がたつほどに、CDから音楽ファイルの販売に比重が移っていくことは間違いないと思いますが、 そこにはAppleやEMIのDRMフリー戦略も一役買いそうです。iPodの普及もありますが、やはりゆるめのDRMが良かったのではないかな?と思います。
DRMで固めてあって不便でも、品質が低くても、高価格で販売できる時期はそう長くはありません。本格的な普及にはなるべくユーザにとってリーズナブルなことが必要です。例によって保守的な日本は、まだだいぶ遅れているようですが、時間の問題な気がします。余談ですがこの話、現状では携帯ユーザがカモにされてる構図が気になります。
無関係なようですが、最近の動画サイトの隆盛も似たような感じを受けます。著作権的には問題おおありですが、見逃したTV番組が見れる、というのはかなり便利ですし、需要が多いのもわかります。今後地デジ化でコピーが不便になる結果、自由に見れる動画配信はより需要が増えるでしょうね。
地デジはまあある程度理解できるとはいえ、あの低画質のワンセグすらコピーガードがかかっていますが、自分の首を絞めているようにしか見えません。ワンセグは問題外として地デジも多少低品質に落としていいから個人利用の範囲内でのコピーが可能なようにして欲しいですね。
かつてあまりうまく実現できなかったVODですが、ここに来て一気に普及が進んでいます。出来ればうまく広告配信とマッチングさせてビジネス化して発展して欲しいものです。国内で配信できれば貴重な国際回線をYoutubeが埋め尽くすなんていう事態も減るでしょうし。
音楽、映像関係両方でのドラスティックな変化は野次馬にはなかなか面白いし、便利にもなるしでいいのですが、いずれも今話題の企業AppleとGoogleが主導しているのも興味深いです。
今丁度インターネットという万能メディアが起こしている変化の過渡期。近い将来、いずれCDやDVD(のようなメディア)はなくなりそうですが、TVも変わってるんでしょうかね。